今回は、節や章の見だしの体裁を変える方法についてです。これらの知識は、ぜひとも不可欠というわけではありませんが、体裁に少しこだわってみたい場合や、あらかじめ決められたフォーマットに合わせて文書を作る場合には必要になります。 それでは、節の見だしの体裁を変更してみましょう。章や小節の見だしについても概ね同じです。 これらの見だし(\sectionなどの制御綴り)はjarticle.clsなどのクラスファイルで定義されているマクロによって出力されています。ここでは\mysectionという新しい制御綴りを定義してみます。 \mysectionの定義 / \newcommand{\mysection}[1]{% \refstepcounter{section}% \addcontentsline{toc}{section}{% \protect\numberline{\thesectio
私は (j)article クラスを使って書くことが殆んどなのですが, section 関係のコマンド (のデフォルトの設定) に対しては 次のような不満や希望があります: 前後の空白が空き過ぎ. もっと狭くしたい. 見出し文字が大き過ぎ. もっと小さくしたい. 見出しに数式を使うと, そこだけ文字が貧弱. 数式の文字も太くなって欲しい. 文書によっては section を§1, subsection を (§なしで) 1.1 等と書きたい. appendix は都合に応じて "付録 / 補遺 / Appendix" 等と書き分けたい. これらの不満・希望に対応すべく mysect.sty ( UNIX / Windows ) なるものを作ってみました. 以下はその解説です. 前後の空白の調節 article.cls や jarticle.cls を読めば判るように, ¥section,
\sectionコマンドは章建てを行うマクロで、 章番号を管理して自動 的に章番号を付けて出力する。 またこのコマンドは、 ページの一番下に章建 てが来るのを防ぐなどの多くの機能を含んでいる。 この章建ての文字の大き さを章ごとに指定するのは大変である。 LaTeX の章建ての文字はデフォルトでは\Large\bfで出力している。 これを普通の文字の大きさで出力したいときには次のように行う。 最初に ART12.STYを覗いてみる。 \sectionを定義しているマクロは次 のようになっている。 \def\section{\@startsection {section}{1}{\z@}{-3.5ex plus -1ex minus -.2ex}{2.3ex plus .2ex}{\Large\bf}} 最後の\Large\bfが文字の大きさを決めているので、 このマクロを KOHO.STY
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