起業家は、昼夜働いてばかりの強迫観念に取り付かれた人だと思われることが多い。しかし、自分が立ち上げた小さな会社を長期的に成長させるために生産性を最適化する方法は他にもあるかもしれない。それは、夜遅くまで働く代わりに勤務時間を減らすことだ。 英紙ガーディアンによると、英国ではこの手法を採用する小企業が増えている。同紙は、週4日勤務を現在先駆的に採用している中小企業をいくつか紹介している。生物医学研究を行う英慈善団体ウェルカム・トラストは、週4日勤務の導入を考えている最大の組織だ。同団体は現在、800人の従業員を対象として同手法を試験的に導入することを考えている。 こうした企業が従業員に提供する余暇を増やそうとしている理由は善意ではない。背景にあるのは、適切なワークライフバランスを確保することで従業員は最大のパフォーマンスを発揮するという考え方だ。つまり、家でも職場でも幸せな従業員は生産性が向