国際的な温暖化研究の拠点の1つ、英University of East AngliaのClimate Research Unit(CRU)で、コンピュータに何者かが侵入し、「地球温暖化ねつ造の証拠」となるメールが流出する事件が起きたそうだ(NIKKEI NETの記事)。 これに関する議論については、同じくNIKKEI NETの別の記事で詳しく分析されているが、ここで問題となっているのは「研究者らが都合よくデータをいじっていたのではないか」という疑惑だ。流出したメールには、CRUの所長であるPhil Jones氏がペンシルバニア州立大学のMichael E. Mann氏に宛てたものも含まれていた。このメールは「地球温暖化と人間の活動には関連がある」という意見に懐疑的な研究者の研究結果について、IPCCの発行する「IPCC report」への掲載を疑問視するものであった。Jones氏はIPCC