どうなるんだろう『報道ステーション』。小川彩佳アナがMC席から去り、その後任は、まさかの徳永有美という仰天人事を知ったときから、その行末を案じていた。 小川彩佳アナ しかし十月一日からスタートした『報ステ』を見ると、もう駄目かな、どうにもならないかなという気になる。 初日のオープニング。富川悠太君がキャスター陣の変更を手短かに告げ、徳永アナに振る。すると満面の笑みを浮かべた彼女が「十三年ぶりの『報道ステーション』ですが(中略)ありのまま、自然に」ニュースをお届けしたいと、不自然なほど熱気のこもった挨拶を延々と喋る。 徳永さんの熱量とテンションが、声と笑顔、ともに他を何倍も圧しているため、画面のバランスが悪く、見る側はどうにも居心地が悪い。 この日のトップニュースは本庶佑氏のノーベル賞受賞だった。画期的なガン治療薬のオプジーボの効能を、富川君がフリップで説明する。「ガン細胞が免疫細胞の弱味を