英国情報システム合同委員会(JISC)の助成のもとで行われた、6種類の電子ジャーナルのアーカイビングプロジェクト(LOCKSS、CLOCKSS、Portico、e-Depot、OCLC-ECO、英国図書館(BL)の電子ジャーナルデジタルアーカイブ)の比較研究の報告書が刊行されています。 この研究では、現行の各プロジェクトの概要に加え、 ・図書館が購読をキャンセルするが、これまで購読契約していた号へのアクセスを引き続き望むケース ・電子ジャーナル本体またはその過去の号が、もはや出版社から提供されていないケース ・出版社が電子ジャーナル事業全体を辞めるケース ・出版社の運用や機器が壊滅的な状況になったケース の各シナリオに、各プロジェクトがどのように対応可能か(または不能か)を示しています。そして、 ・図書館(大学図書館)は電子ジャーナルのアーカイビングの重要性をもっと主張する必要がある ・B
CA1644 – 欧米における図書館、文書館、博物館の連携―Cultural Heritage Sectorとしての図書館― / 菅野育子 電子ジャーナルのアーカイビングの現状: レポートE-Journal Archiving Metes and Boundsを中心に 1. はじめに 「電子ジャーナルのアーカイビング」について動向を報告する機会を与えていただいた。このテーマについて筆者は論稿を発表し続けてきたが,その後海外で刊行された重要な文献に『電子ジャーナルアーカイビングの土地境界』(E-Journal Archiving Metes and Bounds: A Survey of the Landscape)がある。そこで本稿では,このレポートを基に当該テーマに関する現状を整理したい。 なお,アーカイビングとアーカイブという言葉を,次の意味で用いる。 アーカイビング:ある資料(本稿
オランダ王立図書館(KB)は、米国の電子ジャーナルアーカイビング事業であるPorticoとアーカイブ契約を締結したことを発表しました。Porticoが有する電子コンテンツをKBのシステムに移管し、KBはそれらをオフラインで保存するとのことです。Porticoがアーカイブしている電子コンテンツのコピーを、KBなど他の機関へ移管することにより、データの分散保存体制を確立することが目指されています。 KBのニュースリリース http://www.kb.nl/nieuws/2008/portico-en.html Portico http://www.portico.org/index.html 参照: E549(No.92)オランダ王立図書館の戦略計画2006-2009 http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=557 CA1
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