3月5日に3DCGソフトを開発するオートデスク社が、同社のSoftimageの開発を終了すると発表したことで、CG業界関係者の間に動揺が広がっている。これを機に、これまでの流れを周辺事象も絡めて略儀的に辿ってみたい。 Softimageは1988年に誕生した3DCG制作ソフトで、これまで映画制作やゲーム開発など広範に利用され、3ds MaxやMaya、LightWaveと並ぶ4大3DCGソフトとして知られてきた。 各業界がデジタル化に大きく移行を始めたのは90年代になる。90年には3ds MaxとPower Animator(現:Maya)、LightWaveが誕生している。一方、同じく90年には画像編集ソフトのPhotoshop、映像編集ソフトでは91年にPremiere、93年にAfter Effectsが誕生している。2Dでのアニメーション制作ソフトでは93年にRETAS! Pro(