80年代に大ブームとなった「なめ猫」というキャラクターを考案した男性が、経営する葬儀会社の法人税1億円余りを脱税した疑いで東京国税局から告発されていたことが、関係者への取材で分かりました。 告発されたのは、東京・渋谷区の葬儀会社「紫音」など2つの会社と、実質的な経営者の津田覚代表(62)です。 関係者によりますと津田代表は、10年ほど前にこれらの葬儀会社を設立し、警視庁の各警察署に出入りして、主に警察が検視をするいわゆる孤独死や事故死のケースで年間700件を超える葬儀を請け負っていたということです。 しかし、仕事の一部がなかったように帳簿を操作して売り上げを少なく見せかけ、マンションや高級ブランド品の購入に充てていたということです。 東京国税局は、おととしまでの3年間におよそ3億8000万円の所得を隠し、1億円余りを脱税したとして、法人税法違反の疑いで紫音など2社と津田代表を検察庁に告発し