商議所連合会が承認 関西ブランドの売り込み加速 「近畿」ではなく「関西」で-。経済界を中心に、地域の総称を近畿から関西に統一し、国際的なブランドにしようという取り組みが進んでいる。ローマ字表記の「kinki」は、「変態の」といった意味の英語の「kinky」と混同されがちなためで、外国への観光PR促進などを積極化する方針だ。 関西2府4県と福井県の71の商工会議所でつくる近畿商工会議所連合会は21日、福井市内で総会を開き「関西商工会議所連合会」への名称変更を全会一致で承認した。 昭和21年12月の発足時から使用していた名称を改めるのは、訪日外国人観光客の増加に向け、同連合会が主体となって取り組むためだ。同連合会の佐藤茂雄会長(大阪商工会議所会頭)は総会で「近畿という名は英語に直すと具合が悪く、関西というブランドで売っていきたい」と説明した。広域観光ルートの策定など、関西が一体となった観光促進