イプシロンロケット試験機 打上げ中止の原因究明状況 について 宇宙航空研究開発機構 理事 遠藤 守 平成25(2013)年9月4日 資料12-1 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 宇宙開発利用部会 (第12回)H25.9.4 1 打上げを中止した経緯 イプシロンロケット試験機は、8月27日の打上げに向けて作業を進めていたが、打上げ時刻の約19 秒前に打上げを中止した。打上げ中止の経緯、現時点で判明している原因および対応状況を本日 ご説明する。 【打上げ中止の経緯】 ① 13時45分00秒の打上げに向け、打上げ時刻の70秒前に自動カウントダウンシーケンスを開始 した。 ② 打上げ20秒前に地上装置(LCS【注】)からの信号でロケットの搭載計算機(OBC)を起動。1秒 後にOBCがロケットの姿勢計算を開始した。 【注】LCS:イプシロンロケットの点検・打上げを遠隔で操作するための地上