「親指シフト」ってご存じですか? 親指の場所にある2つのシフトキーと、上下3段のかなキーを組み合わせて行う日本語入力の方法で、富士通のワープロ専用機OASYSシリーズなどで使用されていたものです。文字の出現頻度や指使いなどを徹底的に研究して作られた親指シフト入力は、JISかな入力の約1.2倍、ローマ字入力の約1.5倍も効率がいいといわれています。 親指シフト配列の一例 (親指シフト入力練習ソフトの画面より) 僕はバリバリのローマ字入力派なのですが、実は親指シフトの隠れファンでもあります。その昔、父が最初に購入したワープロが、富士通のOASYS Liteという、当時登場したばかりのラップトップ型の機種だったのです。小さな液晶画面にたった8文字しか表示できないという、今からは想像もできないような性能でしたが、父の仕事に大活躍していました。僕はほとんど触りませんでしたが、初めて目にする親指シフト