■連載/石野純也のガチレビュー もはやケータイキャリアの新製品は、ほとんどがスマホだが、一方でその普及率はまだ50%を超えたばかり。裏を返せば、2人に1人は、旧来のケータイ(フィーチャーフォン)を使っているということだ。ただ、グローバルな視点で見ると、フィーチャーフォン、特に日本に特有の機能を持った端末は絶滅の危機に瀕している。生産のための部品も少なくなり、最新機能へのキャッチアップも行われていない。 こうした状況を受け、キャリアが音頭を取って開発したのが、いわゆる「ガラホ」と呼ばれる端末だ。OSにはスマホでおなじみのAndroidを採用しており、チップセットやモデムなどもスマホのものを流用している。一方で、ユーザーインターフェイス(UI)は、折りたたみ形状に合わせて改修した。スマホの機能、性能をある程度引き継ぎながら、従来型ケータイの使い勝手を引き継いでいるというわけだ。その結果、LIN