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SAP、ERPのデータベースを自社で提供開始。「SAP Business Suite powered by SAP HANA」発表 SAPジャパンは2月20日、インメモリデータベースのSAP HANAと、同社のフラッグシップ製品でもある基幹業務向けアプリケーションのSAP Business Suiteを組み合わせた「SAP Business Suite powered by SAP HANA」を発表しました。 インメモリデータベースは、データをメインメモリ上に置いて処理をすることで極めて高速な処理を行えるデータベースとして、特にここ数年、サーバの搭載メモリ量が増大したことにより注目されています。しかしこれまでは証券取引や大規模データ分析など、高速性を活かしたニッチ分野向けと見られてきました。 それが、企業の基幹業務向けアプリケーション、しかもERPの代名詞ともいえるSAP ERP(旧SAP
SAP、ミッションクリティカルなERP/CRM向けクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」を発表。基幹業務に特化したベアメタルサーバと仮想プライベートクラウド SAPは、同社の主力製品であるSAP Business Suiteを、ミッションクリティカルな基幹業務向けにクラウドで本格的に提供するサービスを発表しました。 「SAP HANA Enterprise Cloud」は、同社の専用データセンターを基盤にインメモリデータベースであるSAP HANAを用い、その上にERP/CRMなどの機能を持つSAP Business Suiteと、データ分析機能を備持つNetWeaver Business Warehouseなどのアプリケーションを提供します。 SAPはSAP HANA Enterprise Cloudを、大規模でミッションクリティカルな基幹業務用途を対象に
インメモリデータベース、カラム型データベースは使い物になるのか? インメモリとカラム型データベースの可能性を調べる(その1) ERPベンダ最大手のSAPは2010年、新規に開発したデータベース「SAP HANA」(当時の名称は「SAP High-Performance Analytics Appliance」)を発表しました。 HANAの製品化を背景に、SAPは2012年5月にデータベース市場への本格参入を宣言し、オラクルやIBM、マイクロソフトとデータベース市場で競合していくことを表明。そして今年2013年2月にはついにERPと組み合わせた「SAP Business Suite powered by SAP HANA」の出荷を開始し、業務アプリケーションのバックエンドデータベースとしてHANAの本格利用を開始しました。 HANAには、これまで主流だったリレーショナルデータベースとは異なる
従来のデータベースをメモリに載せるだけではだめなのか? インメモリとカラム型データベースの可能性を調べる(その2) 現代のサーバは1台で複数のプロセッサを備え、数百ギガバイトから数テラバイトのメインメモリを搭載可能です。これは多くの企業で利用されているデータベースがそのままメモリに載るほどの容量です。 大量のメモリを搭載したサーバを用いれば、Oracle DatabaseやSQL ServerやDB2など従来のディスクベースのデータベースでも、データベースをまるごとメインメモリのバッファキャッシュに載せることができます。そうすればディスクアクセスのボトルネックは事実上ほとんどなくせるため、高速なデータベースアクセスが実現します。 だとしたら、データベースをすべてメモリに載せる機能を備えたインメモリデータベースを、わざわざ使う必要はあるのでしょうか? この疑問は、以前の記事「キャッシュの大き
インメモリデータベースでサーバが落ちたらデータはどうなる? インメモリとカラム型データベースの可能性を調べる(その3) サーバのメインメモリ上にあるデータは、サーバの電源が落ちれば消えてしまいます。だからこそ、現在のデータベースではデータを失わないように永続化の手段としてデータベースやログをハードディスクに保存しています。 データベースをメインメモリ上に保持するインメモリデータベースでは、万が一サーバの電源が落ちるなどの物理的障害が発生したらどうなるのでしょう。メモリの内容が消えるのと同時にデータベースを失ってしまったり、整合性が失われるなどの問題が発生してしまう心配はないのでしょうか。 結論としては、インメモリデータベースでもつねにログをハードディスクやフラッシュドライブなどのストレージへ書き込んで、サーバの物理的障害に備えています。インメモリデータベースであっても、メインメモリだけに依
カラム型データベースはなぜ集計処理が高速で、トランザクションが苦手なのか。インメモリとカラム型データベースの可能性を調べる(その4) 現在主流となっているOracle、SQL Server、DB2などのリレーショナルデータベースは事実上すべて、行(ロー)指向で内部の処理を行っています。一方で、最近急速に注目されているのが、列指向で内部処理を行い、大量データの集計や分析処理に優れた「カラム型データベース」(あるいはカラム指向データベース、カラムナーデータベース)です。 カラム型データベースはSybase IQやNetezza、Verticaなどデータウェアハウス専用のデータベースで主に採用されています。また、SQL Serverには「ColumnStore Index」、Oracle Exadataには「Hybrid Columnar Compression」と呼ばれるカラム型データベースの
カラム型データベースでトランザクション処理を実現するカラクリとは? インメモリとカラム型データベースの可能性を調べる(その5) SAPのHANAは、最初からインメモリデータベースとカラム型データベースの技術を用いて高速な集計や分析処理と高速なトランザクション処理とを両立させることを目指して開発されたと、HANAの開発者でありSAPの共同創業者であるハッソ・プラッタナー氏はHANAの設計思想と実装を解説した著書「In-Memory Data Management」で書いています。 ここでは、その書籍および公開されている論文「Efficient Transaction Processing in SAP HANA Database – The End of a Column Store Myth」(SAP HANAデータベースにおける効果的なトランザクション処理 ― カラムストア神話の終焉)から
SAPジャパン、クラウド事業に本格参入を発表。SAP HANA Cloud Platformを国内でも展開 「SAPのクラウドサービスをすべて日本で、ローカライズなども含めても展開していく」(SAPジャパン バイスプレジデント クラウドファースト事業本部長 馬場渉氏)。独SAPは先月米国オーランドで開催したイベント「SAP SAPPHIRE NOW」において、同社が開発したクラウド「SAP HANA Enterprise Cloud」を核としたクラウドの本格展開を発表しています。これを受けて、SAPジャパンは日本でも本格的なクラウドの展開を開始すると発表しました。 同社代表取締役社長 安斎富太郎氏は6月5日の会見で、クラウドの利用が「コストも安く時間軸も早くできて、お客様の経営に有効である」と指摘。同社の強みである業務アプリケーションと組み合わせることで同社クラウド事業には大きな可能性があ
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