イスラエルの博物館で、展示されていた3500年前のかめを4歳の男の子が誤って割ってしまう出来事があった。 北部ハイファのヘクト博物館によると、割れたかめは、紀元前2200~1500年の青銅器時代にさかのぼるもの。保存状態が良いため、非常に貴重なものだったという。
大人の手形の内側に小さな手形がつけられている約8000年前の岩窟「ワディ・スーラ II」の壁。小さな手形は、非常に幼い子供か赤ん坊のものだと考えられていた。(Photograph by Emmanuelle Honoré) 2002年、ナイル川の西に広がるエジプトの西方砂漠で8000年前の洞窟遺跡「ワディ・スーラ II(フォギーニ・メスティカウィ)」が発見されたとき、研究者たちはその壁を埋め尽くすたくさんの岩絵に驚かされた。野生動物や人間、頭のない奇妙な生きものなどが描かれていたことから、この場所は「獣の洞窟(Cave of the Beasts)」と呼ばれるようになったが、その他にも何百という数の人間の手形も見られた。サハラ砂漠では、これほど多くの手形が付いた岩絵が発見されたのは初めてだった。 さらに例外的だったのが、13個の小さな手形だ。「ワディ・スーラ II」が発見される前まで、幼い
アメリカのシカゴにあるフィールド自然史博物館に所蔵されていた「青銅器時代の剣のレプリカ」が、分析の結果なんと約3000年前の本物だったことが判明しました。この剣は1930年代に博物館がハンガリーから入手して以降、1世紀近くにわたり「レプリカ」としてラベル付けされていたそうです。 Authentic 3,000-Year-Old Bronze Age sword put on display at Field Museum | Field Museum https://www.fieldmuseum.org/about/press/authentic-3000-year-old-bronze-age-sword-put-display-field-museum 'Replica' sword is really 3,000 years old and may have been used i
この画像を大きなサイズで見る エジプトのギザに建設されたギザの大ピラミッドは、世界の七不思議で唯一現存する建造物である。建築年代については諸説あり、一般的にエジプト第4王朝のファラオ、クフ王の墳墓として紀元前2560年頃に20年前後かけて建築されたと考えられている。 このピラミッドは発見されて以来世界中の人々を魅了し、極めて荘厳で、人間の理解力など凌駕する、絶対的な力の象徴になった。 ギザの大ピラミッドは優れた技術を持つ職人や芸術家、商人たちが組織化された管理体制の元、労働者を雇って作られたものだという。 そして建設当時、それは白く輝いていたのだそうだ。 ピラミッドの中の最高峰、ギザの大ピラミッド クフ王が建設したギザの大ピラミッドは、ピラミッド建築の頂点とされ、最大規模を誇る。その大きさはもともと高さ146.59m、底辺230.37m、勾配51度50分40、容積約235.2万m3で、平均
さて前回、イタリアの船乗りたちはコロンブスがアメリカ大陸(新大陸)を発見する150年も前に、すでにその存在を知っていたという話をお伝えしたが、それよりももっと早く、アメリカ大陸の存在を知っていた人々がいた。 北欧のバイキング(ヴァイキング)たちだ。彼らはイタリアの船乗りたちに新大陸の存在を教えただけでなく、1000年も前にその地に足を踏み入れていたという。。 新たに発見された考古学的証拠によると、彼らが新大陸に上陸したのは1021年。コロンブスが新大陸を発見したのは1492年だから、それよりも約500年ちかく先だ。 バイキングがつけた切りキズがついた木片を発見 新たな考古学証拠から、バイキングが北米に到達していた時期が塗り替えられることになった。 オランダのフローニンゲン大学を中心とする考古学チームによると、切りキズがつけられたその木片の年輪を確認したところ、今からきっかり1000年前、正
時に、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物が発見されることがある。当時の技術では製造不可能と思われるそれらはオーパーツと呼ばれている。 サウジアラビアにも、地質学的謎とされる4000年前の巨石が存在する。 「アル・ナスラ」と呼ばれるその巨石は、真ん中がまるでレーザー光線の精度で人工的に分割されたかのように完璧に割れており、多くの科学者や歴史家の注目を集めているという。 Al-Naslaa Rock Split in Half by Aliens or Advanced Lost Technology? 完璧な精度で真っ二つに割れたアル・ナスラの巨石の謎 サウジアラビアのタイマー・オアシスは、長期にわたる定住の歴史があり、多くの巨石や岩層がある。 その中でも特にミステリアスな構造で注目を集めているのが、「アル・ナスラ」と呼ばれている巨石だ。 Facebookで開く
あまりにも寒い日々が続くと、布団から出るのがおっくうになり「このまま冬眠したい」「目が覚めたら春であれ!」と思うことはないだろうか? 私はあったりなかったり、どっちかっていうとありまくりなのだが、冬眠はクマやリスの専売特許ではなかったようだ。 40万年以上前、我々の祖先も厳しい寒さを乗り越えるため、実際に冬眠していた可能性があるという研究結果が報告された。 我々の祖先が冬眠していた痕跡が発見された遺跡 世界遺産にも登録されているスペイン北部アタプエルカの遺跡、その1つである「シマ・デ・ロス・ウエソス」(骨の採掘坑の意)という洞窟は、深さ13メートルの穴の下から数々の人骨が発掘されており、考古学的に最重要とされる場所だ。 研究者によると、ここは巨大な墓場であって、かつて意図的に遺体が投棄されていたのだという。そうした遺体は40万年以上前にさかのぼることができ、ホモ・サピエンスだけでなく、初期
ツァイダム盆地はアルチン山脈、チーリェン山脈、クンルン山脈などに囲まれた乾燥地帯。中央部をチベット自治区のラサまでつながる青蔵鉄道が走る。南部には、チベット高原の隆起にともない太古の海が干上がってできた多数の塩湖がある(写真:Jan Reurink) 中国・青海省のツァイダム盆地は、西域へと通じるシルクロードの南に広がる乾燥した高原地帯。南部には中国最大のチャルハン塩湖をはじめとした大小の塩湖が点在し、今では無機塩類などの鉱物資源の豊富な供給地となっている。その近郊にある白公山というところで、20年ほど前に奇妙なものが見つかった。 恐竜の化石を探していた調査団が、山腹の洞窟や塩湖の周辺で多数の鉄パイプのようなものを見つけたのだ。太さ数センチの細いものもあるが、たいていは直径50センチほどの太い鉄パイプで、人工物なのか自然にできたものなのか判別ができなかった。 何年もの間、当局はこの奇妙な発
ACTIVE GALACTIC @active_galactic 恐竜がいた時代の沿岸に堆積した藻類の死骸が,1億年後の現代,綿花栽培の良い土壌となり,人口比で相当割合の黒人が奴隷としてつれてこられ,赤い南部州に民主党支持の青いバンドを作り出す。かなり遠大な政治物語だ。 twitter.com/RebeccaRHelm/s… 2020-11-04 06:42:04 Rebecca R Helm @RebeccaRHelm In the South, there is a political strip of blue in a sea of red, and that strip hints at a 100 million-year-old coast that still shapes our world today... [thread based on the article by
半世紀にわたり中身は人間の心臓だと思われていたミイラ → 心臓ではなく、人間でもなかった 江川資具 2020年7月28日 約50年前から博物館にて保管されていた2つのミイラ。今になって詳細が曖昧なことに研究者が気づき、中身をスキャンしてみたら意外な正体が判明したそうです。ちなみに記録上はミイラ化した心臓ということで、人間のものだと思われていたもよう。 まあ、ミイラにするくらいですから大切なものでしょう。そして大切な心臓となると、人間の心臓だと考えたくもなるもの。でも実際には心臓は入っておらず、中身は人間のものですらありませんでした。 ・心臓のミイラ Live Scienceが報じています。意外な中身で研究者たちを驚かせたのは、イスラエルはハイファにある国立海洋博物館にて保管されていたミイラ。約50年前から博物館のコレクションに加えられていたもの。 博物館では、ここ数年にわたってコレクション
by Brianna Santellan 遠い過去の文化を指す際、「縄目文土器文化」のように当時はやった陶器だったり道具だったりが使われることがあります。これと同じように遠い未来の人々が現代人を大まかに分類していった場合、現代人は「Chicken People(チキン人)」と呼ばれるようになる可能性があると科学系ニュースサイトのLive Scienceが記しています。 Future Humans May Call Us the 'Chicken People,' and Here's Why https://www.livescience.com/64280-chickens-taking-over-world.html 現代、人間たちに飼育されているニワトリの総重量は、すべての野鳥を合わせた重量を超えています。それほど大量に飼育されているニワトリは、未来の学者たちが「人間がここで暮らして
今回の研究で分析対象となった歯と同じように、写真のネアンデルタール人の歯にも、持ち主の生活や癖が刻み込まれている。(PHOTOGRAPH BY IRA BLOCK) ターニャ・スミス氏は、まるで本を読むように歯を読む。 歯を構成する各層には、食べものから病気まで、さまざまな情報が刻まれている。オーストラリア、グリフィス大学の自然人類学者であるスミス氏は、15年以上をかけて歯の化学的性質と物理的構造を調べてきた。しかし、環境が変化したときに、それらがどうなるのかについては、長いこと取り組んでこなかった。 「人類の起源を研究している人々は、かなり前から、気候変動や気象が不安定になった期間が人類の進化に重要な役割を果たしていると考えています」とスミス氏は言う。しかし、氷床コアや花粉の記録など、当時の気候を知る手立てからは、個体にどんな影響があったかを検討するほど短期間の変動はわからない。 今、そ
【8月18日 AFP】南米ペルーの首都リマの北に位置するビチャマ(Vichama)の考古学的遺跡で今週、約3800年前の壁画が見つかった。壁画にはヒトの頭2つとヘビ2匹、種1つが描かれている。ペルー文化省が明らかにした。(c)AFP
By David Kingham 人間が自由に鉄を作る技術を手にした鉄器時代よりも以前、「青銅器時代」に分類される時代にも鉄を使った製品は作られていましたが、その材料には宇宙から降ってきた隕石が使われていたと考えられています。鉄を作るための製錬技術が存在しなかったというのが大きな裏付けとされているのですが、実際に青銅器時代に作られた鉄器を分析することで、その説を裏付けるデータが得られています。 Bronze Age iron: Meteoritic or not? A chemical strategy. - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0305440317301322 Before the Iron Age, Most Iron Came From Space - Atlas Obscu
エジプト・カイロ南郊にある、クフ王のピラミッドとして知られるギザの大ピラミッド(2016年8月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/KHALED DESOUKI 【11月5日 AFP】エジプトのギザの大ピラミッド(Great Pyramid of Giza)の中心部に「旅客機サイズの空洞」が見つかったとする専門家チームの発表について、エジプト人考古学者らは4日、この発見発表を批判する声明を発表した。 エジプトのピラミッドの内部を宇宙線による最新の透視技術で解明しようと試みる「スキャンピラミッド(Scan Pyramids)」に参加する研究者らは2日、宇宙から飛来する粒子を用いた透視技術で巨大な空洞を発見したと発表。ピラミッド中心部にあるクフ王(King Khufu)の玄室と外部を結ぶ全長約50メートル、高さ9メートルほどの大回廊(Grand Gallery)の上に位置する空洞は全長が少なく
1万3000年前の歯に詰め物が発見される。古代から歯科治療は存在していた?2017.04.11 18:22 この時代の歯科治療? 歯医者ってできれば行きたくないところですよね。でも1万3000年前の麻酔もない歯医者だったらただの悪夢です。詰め物だって石炭と植物繊維ですから。そう考えると今の時代でよかった...。 イタリア・トスカーナの山岳地方で発見された1万3000年前の歯。明らかに何らかの「処置」がされていることがわかりました。顕微鏡で見てみると、歯の中に植物繊維や毛などが詰められていることが判明。これはどうやら古代の歯医者さんみたいな人が施した治療痕のようです。 見つかった歯は犬歯と切歯。電子顕鏡やマイクロCTスキャンなどで分析されました。どれくらいの放射性炭素が歯に含まれているかを測定して歯の年代決定し、歯の中にあった繊維質は顕微鏡で識別されました。詰め物は患者がまだ生きている間に入
ローマ(CNN) 古代ローマの時代に書かれ、ベスビオス火山の噴火で黒焦げになった巻物が、現代の新たな技術で解読されたことが29日までに分かった。 約2000年前の巻物で、古代ローマの都市ヘルクラネウムの書庫に保管されていた。紀元79年のベスビオス火山噴火で灰に埋もれ、260年前に黒焦げ状態で発掘された。非常にもろく、従来の方法で広げれば崩れてしまう恐れがあった。 しかしイタリア学術会議(CNR)の研究者らがこのほどX線による断層撮影技術を使って、巻物を広げた画像を作ることに成功した。 研究チームのメンバーは、この技術を全ての美術史研究者や博物館、図書館に使ってもらうことが目標だと話している。 巻物のうち2巻は、古代ローマの哲学者フィロデモスが修辞学について書いた内容で、現在、古代ギリシャ語から英語への翻訳作業が進んでいる。その成果は近く科学専門誌に発表される見通しだ。
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