PCサプライのバッキャローは5日、電気自動車(EV)用モバイルバッテリー「Eキューブ」を来年春に発売すると発表した。EV2回分のフル充電が可能。航続距離や充電設備の数がEVの課題だったが、モバイルバッテリーの登場で普及に拍車がかかりそうだ。 英仏政府が2040年までにディーゼル車やガソリン車の新車販売を禁止する方針を発表するなど世界的にEVへの転換が加速しつつある。自動車メーカー各社もこぞってEV強化を打ち出しているが、EVはガソリン車に比べて航続距離が短く、また充電設備が整備されていないことも普及に向けた大きな壁になっている。 Eキューブは同社が得意とするスマートフォン用モバイルバッテリーの技術を応用した。充電したEキューブをEVの車内に入れておけば、バッテリーが切れた後、再充電できるので航続距離を大きく延ばすことができる。またEキューブの積み込みを前提にすることで、航続距離が短いEVで