プロの作家と、セルフパブリッシングを選んだいわゆるインディー著述家の間には大きな違いがある。自分の著作物の売り上げだけで生活できる人は作家と呼べるだろう。作家であれば、サインしたり献本したりできる書籍を出しているものだ。インディー著述家の差別は妄想ではなく、業界イベントで実際に起きはじめている。 3月にルイジアナ州ニューオリンズで開催されたブックフェア「RT Booklovers Convention」では、マリオットホテル内の2つのイベント会場に700人の作家が招かれた。広い方の会場は書籍出版の経験を持つ作家に、その半分ほどの広さとなる2つ目の会場はインディー著者にそれぞれ割り当てられた。 なぜインディー著者は作家より狭い会場に追いやられたのだろうか? 理由は物理的なものだ。作家は自分の著書を会場でサインしたり販売するために大量に持ち込むことができた。一方、インディー著者のほとんどは物理