今回のテーマは「部活」である。 高校時代は漫研として、オタクとしての青春を謳歌(おうか)したと言いたいところだが、残念ながら帰宅部だったので、オタクとしても「無」のまま3年過ごした。しかし、後に同級生が私のことを「とにかく放課のチャイムがなったらすぐ帰る人」というイメージだった、と語っていたので、帰宅部としてはエース、超高校級の実力を持っていたようだ。もしくは、「帰るのが早い」以外、私の印象が全くなかったのかもしれない。どうやら、自分だけでなく他人にとっても私は「無」だったようだ。 では、中学時代も帰宅部かと言うと、運動部に入っていた。しかも、ソフトボール部だった。帰宅のスピードでしか自分を表現できないオタクが、なぜそのような骨太な運動部に、と思われるかもしれないが、これには深いワケがある。 私が中学生の時にはスラムダンクが大人気だった。私もバスケのルールはよく分からないが、とにかく三井の