「聖闘士星矢」「ONE PIECE」など数々の大ヒットアニメーションを半世紀に渡って作り続けてきた東映アニメーション 大泉スタジオ。「anime SQUARE ―生命を吹き込む場所」というコンセプトのもと、現在も"新たな創造(anime)"を生み出すこのスタジオには600名近いアニメーターが働いています。そして彼らのうち約200名は、おもに3DCGを製作する「デジタル映像部」のスタッフとして、フルCG/ハイブリッド/作画メインのCGパートや、CG要素/実写VFX/イベント映像などの製作を担当しています。 東京練馬区にある東映アニメーション 大泉スタジオ。山下氏が所属するデジタル映像部もこの中にある 現在、アニメーション業界は紙からデータへ、アナログからデジタルへの過渡期に差し掛かっているといわれています。そしてほかの業界と同様に、デジタル化が進むことでこれまでのワークフローが一変し、膨