英語メディアが伝える「JAPAN」をご紹介するこのコラム、今週も被災地の話と原発の話です。復興に向けて静かに動き出す東北の人たち、復興のために仙台空港を修復して、静かに去って行った米軍部隊。そして「レベル7」の意味を静かに冷静に語る科学記者たち。とりとめもなく、そういう静かな人たちの話題を拾いだしました。(gooニュース 加藤祐子) ○さらに200年続けるために 先週のコラムで、原発事故に注目するあまり被災した人たちを忘れてはならないという英紙記者の記事を紹介しました。日本のメディアはもちろんそうですが、英語メディアも決して被災者を忘れていません。震災発生から1カ月が過ぎて、各社サイトのトップに記事や写真が大きく載ることは少なくなりましたが、被災地の様子を伝える報道は続いています。たとえば英紙『ガーディアン』のジャスティン・マッカリー記者は、200年以上前から続く岩手県陸前高田市の醤油老舗