「手ぬぐい。髪を結った時代、粋なかぶり物としてだけでなく、日よけ、塵(ちり)よけなど実用を兼ねたおしゃれでした。汗ふき、入浴用、ふきん代わり。 着物の衿(えり)にかけて汚れよけ、縫い合わせて浴衣に、古くなったら子供のおしめ、最後は、はたきにしました。旅には必ず手ぬぐいを2本以上用意し、傘の下にかぶったり、腰紐(こしひも)代わり、荷物に結んで肩にかけたり、けがをしたときの包帯、鼻緒が切れたら手ぬぐいを裂いて鼻緒代わりにもなったりしました。」 出展元:手ぬぐい(文筆家 君野倫子) 2009/02/06 産経新聞 江戸時代から伝わる生活用品は、リユースの観点で各方面で注目されていますね。そういえば、MUJIAWARD 02の大賞もまさしくこの考え方でした。 「ものの「その次」に気持ちが動くバスタオルです。タオルは日々の汚れを引き受け、少しずつ傷んでいきます。「その次があるバスタオル」は、その変化