前回まではjQueryの基本的な使い方である、「セレクターで(X)HTML要素を指定し、イベントが発生したタイミングで(X)HTMLやCSSを書き換える」プログラムの書き方を紹介してきました。jQueryにはほかにも、Webページを使いやすくする便利な機能が用意されています。今回からは、これまでに触れていない特別な機能を紹介していきましょう。 第8回は、「問い合わせフォーム」など、商用サイトには欠かせない(X)HTMLフォームをjQueryで制御する方法です。jQueryには、1.フォーム部品の値を取得・変更する命令、2.フォームに関するイベントの処理、2.フォーム部品を選択するセレクター――といったフォーム関連の機能が揃っています。 1.フォーム部品の値を取得・変更する命令 フォームを操作する専用の命令が、val() です。val() を使えば、フォームに入力/選択されている値を取得した