MySQL 5.6のパラレルレプリケーションの効用はいかほど?(The Percona Performance Blogより) 高負荷時のリードレプリカ遅延に対する改善方法の1つとしてパラレルレプリケーションが考えられる。どの程度改善するのかはMySQL 5.6では、スキーマ間の書込み負荷の分布に依存しこれを大雑把に見積もる方法をご紹介する。 この質問を今までとても良く受けてきた。"負荷が高い時には、リードレプリカがしばしば遅延し始める。N個のスキーマを利用しているが、MySQL 5.6のパラレルレプリケーションを使うとどのくらい性能が改善するのだろうか?"ここでは潜在的な効果を、素早く大雑把に見積もる方法をご紹介する。 基本的な考え方 MySQL 5.6では、スキーマレベルで並列処理が行われる。従って理論上は、N個のスキーマがあり、N個の並列スレッドを利用すれば、レプリケーションは最大N