米カリフォルニア州カンブリアに生息するリス=2021年5月11日/George Rose/Getty Images/File (CNN) 米カリフォルニア州で、野生のリスがノネズミを捕食する行動が初めて確認された。主に木の実類を餌にするリスは肉食性も指摘されているものの、げっ歯類が生きた脊椎(せきつい)動物を捕食したという記録は極めてまれだった。 研究結果はカリフォルニア州コントラコスタ郡に生息する野生のジリスの生態調査の一環として、18日の学術誌に発表された。調査はリスが環境の変化にどう対応しているかを探る目的で実施された。 カリフォルニア州北部ではノネズミが増えており、調査対象地でも過去10年の間にノネズミが急増していた。同州のジリスは主に植物や種子を餌にしているが、今回、ジリスが脊椎動物を捕食する様子が初めて観察され、生態系の変化に順応する能力が裏付けられた。 研究を発表したウィスコ