調査ボーリングにストップをかけ辞めた前知事 JR東海は12月6日、突然、リニア山梨工区の高速長尺先進ボーリング(調査ボーリング)を山梨県と静岡県境から静岡側へ10メートル入った地点でいったん終了することを発表した。 本来は、少なくとも静岡県内の未調査区間300メートルまでは調査ボーリングを行う予定だった。結局、たった10メートルしか調査できなかったから、残り290メートルは未調査のままである。 さらに、その先の約800メートルもある南アルプス最大の難所、畑薙断層帯の調査ボーリングを進め、静岡工区、山梨工区境までの地質構造などをなるべく詳細に明らかにすることも考えていた。 ところが、静岡県内に入り、たった10メートル区間で調査終了となったから、「いったい何が起きたのか」、「不測の事態となっているのでは」と大井川流域関係者らから不信の声が上がった。 ことし5月から、周辺の地盤沈下などでリニアト