本ページの情報は2018年1月時点のものです。 近年、暗号は情報セキュリティの基盤技術として、情報システムの中で広く利用されています。組織のIT担当者は、情報システムを安全に運用するために、暗号を適切に利用することが求められます。しかしながら、一般のIT担当者が暗号について知見を持ち、自らの判断で適切に設定してシステムを運用することは容易ではありません。 独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」という。)が、2014年に実施した 「暗号利用環境に関する動向調査」においては、NIST (National Institute of Standards and Technology: 米国国立標準技術研究所) がSP800シリーズの中でガイドライン等を整備していることや、欧州のENISA (European Network and Information Security Agency: 欧