第1回 文はいつ文体になるのか、デザインはいつ本文を発見するのか? 2017.11.20更新 読了時間:7分 【 この連載は… 】 『アイデアNo.379 ブックデザイナー鈴木一誌の仕事』の発売を記念して行われた鈴木一誌さんと山本貴光さんとのトークイベントをもとに再構成。長きに渡り日本のデザイン界を牽引してきたブックデザイナーの鈴木一誌さんと、著書『文体の科学』で言葉と思考の関係を読み解いた批評家の山本貴光さんとの、どこまでも深い考察。全6回に分けて再現します。(トークイベントは2017年10月14日に青山ブックセンターにて行われました) 「目次」はこちら 時代と社会と歩んできた鈴木一誌の仕事 山本 今日はどうぞよろしくお願いいたします。はじめに私のほうから、『アイデア』の特集「ブックデザイナー鈴木一誌の仕事」についてコメントしたいと思います。郡淳一郎さんと長田年伸さんによるロングインタビ