複数の政府関係者によりますと、安倍元首相を銃撃した山上容疑者は元海上自衛官とのことです。 警察当局によりますと午前11時半ごろ、奈良市内で街頭演説をしていた安倍元首相が銃撃され、山上徹也容疑者41歳が殺人未遂の現行犯で逮捕されました。 安倍元首相は心臓マッサージをうけヘリコプターで救急搬送されましたが、心肺停止で、極めて危険な状態にあるということです。
「8050問題」をご存じだろうか。80代(高齢)の親が50代(中高年)のひきこもる子どもを支える状況を表したもので、現代の社会問題となりつつある。 内閣府が2019年に公表した調査結果によると、全国の40歳~64歳の1.45%にあたる、推計61.3万人がひきこもり状態(※)にあるとされる。きっかけは退職が最も多く、人間関係、職場になじめない、病気、就職の失敗などが上位を占めた。 ※ひきこもりの定義は家族以外との交流がない状況が、6カ月以上続いている者。全国で無作為に抽出した5000人の有効回答(3248人)に、40歳~64歳の人口ベースをかけて推計値とした。 退職や就職の失敗などがきっかけに(画像はイメージ) この記事の画像(9枚) その一方で、調査結果からはひきこもり状態の当事者が「家族に申し訳ないと思うことが多い」「生きるのが苦しいと感じることがある」という気持ちを抱えていること、将来
新型コロナをリスクコミュニケーションの観点から分析している早稲田大学政治経済学術院の田中幹人教授に話を伺いました。 田中教授は科学ジャーナリズム論が専門で、厚労省の新型コロナ対策アドバイザリーボードメンバー。政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長らと専門家による積極的な発信を行っています。 「メディアイベントの両立」という意味で日本は失敗した 早稲田大学政治経済学術院 田中幹人教授 この記事の画像(8枚) ーーオリンピック後も感染拡大が続いています 新型コロナはスロー・ディザスター、ゆっくり型の災害です。1年半以上にわたる災害の中で「慣れ」が生まれ、有効な対策が取れていません。そこに矛盾したメッセージが加わることで、さらに緩んでしまったと感じています。 メディア論の分野ではオリンピックや戴冠式、ロケットの打ち上げなどは事前に準備されフォーマット化された「メディアイベント」として研究されてき
新型コロナのワクチン接種に関する都民へのアンケート結果が26日、東京都から発表されました。この調査を行った東京都の「東京iCDC(東京感染症対策センター)」リスクコミュニケーションチームのリーダーで、政府の新型インフルエンザ等対策推進会議委員の奈良由美子放送大学教授に話を聞きました。 国や自治体に伝えてほしい3つの情報 ーー現在の感染状況をどうみていますか 「爆発的な感染拡大」「災害級の」とも表現されるような感染状況のなか、自宅療養を余儀なくされるかたが増えるなど、不安を感じているかたも多いと思います。こういう状況において、国や自治体、専門機関には、実効性のあるリスク管理を行うとともに、3つの情報を送ってほしいと思います。 1つはリスクの特性や大きさの客観的な分析情報、2つめはリスク管理機関がとっている・とろうとしている具体的な対策・対処方針に関する情報、そして3つめはリスクを小さくするた
約7割は「社会的お膳立てシステム」に救われていた 「ハラスメント」を未然に防ぐため職場結婚も減少傾向 景気をよくすれば結婚する若者も増えるはず? 「50歳まで一度も結婚したことがない人」の割合を示す生涯未婚率は、男性が23.37%、女性は14.06%という結果になり、過去最高となっている。男性の約4人に1人、女性の約7人に1人だ。 その一方で、「いずれは結婚したい」と考える未婚者(18~34歳)の割合は、男性85.7%、女性89.3%で、こちらは決して低い数字ではない。(2015年国立社会保障・人口問題研究所調査) ただ、以前編集部でも「若者の恋愛経験の減少」をとりあげたが、「草食化」と揶揄されることが多い若者たちによって、“生涯未婚時代”はますます進んでいってしまうのだろうか? そこで今回は、『超ソロ社会』著者である荒川和久さんに話を聞いた。 親世代は“お見合い”に救われていた 荒川和久
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