奈良先端科学技術大学院大学の森崎助教らによると、ソースコードの読解力は個人差が大きく、実験では同じソースコードを理解するための時間に6倍もの差があることが確認できているそうだ(「2,000行のJavaソースコードを読むのに何分かかりますか?」)。 といっても、自分の「ソースコード読解速度」が速いのかそれとも遅いのか、なかなか立ち位置を知るのは難しい。そこで森崎助教らは、研究の一環としてオンラインでのソースコード読解ハンズオンを公開した。これにより自分のソースコード読解能力が他人と比べてどの程度なのかをチェックできるとのこと。また、集計されたデータは個人情報を除去した上で公開されるほか、ソースコードの差分(パッチ)とその理解に必要な時間(コスト)との関係を明らかにする研究の題材にもなるそうだ。