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Java 8時代の開発者のためのデバッグ/トラブル解決の基本・応用テクニック~JJUG CCC 2014 Springまとめリポート(後編)(1/3 ページ) Java開発における3大トラブルと対策、IDEのデバッガー活用の必要性、Java 8より導入された新しいメモリ領域を使いこなすためのテクニック、独自のトランザクショナルメモリ機構を実装した有効性などをお伝えする。 日本Javaユーザーグループは2014年5月18日、「JJUG Cross Community Conference 2014 Spring」を開催した。「JJUG Cross Community Conference」(以下、JJUG CCC)は毎年春と秋に開催されるカンファレンス。初心者向けからエキスパート向けまで、Java/JVMに少しでも関連すればいいという広いテーマでさまざまな講演が行われている。 前編では、「S
※ サンプルがJDK7までとJDK8までで意味が変わっていてわかりにくいという指摘があったので、少し直しました。 ※ boxedを使う書き方だと無駄なAutoboxingが走るとの指摘を頂きましたのでmapToObjを利用するように変えました。 Java8の目玉機能の一つにStream APIがあります。 目玉機能だけあって、先日のJava Day Tokyo 2014を含めて色んな所で発表やブログの記事が公開されているので、どんなものかを知ってる人は多いと思います。 Stream APIといえば「".parallel()"と書くだけで並列化してスピードアップ出来る!」という魅惑的なキーワードで紹介されることが多いので、並列化のための仕様だと勘違いされそうですが、そうではありません。 ※ もちろんそういった記事の中をちゃんと読めばそう単純な話じゃないことも分かります。 むしろ、並列化に関し
Java8リリースされました! けど、ちょっと足りない。 zipメソッドは一瞬Java8の開発ビルドに入っていましたが、JavaOneのときには外れていました。JavaOneでzipはどうなるの?という質問にもBrianは、ちょっと難しかったからはずしたというようなことを言っていました。 とはいえ、Java8に正式に含まれる品質じゃなくていいから欲しい。 あと、zipならPairも欲しい。 ということで、とりあえず置いておきます。 public class Pair<T, U> { T left; U right; public Pair(T left, U right) { this.left = left; this.right = right; } public static <M, N> Pair<M, N> of(M left, N right){ return new Pair
【祝】Java SE 8 正式リリース 2014年3月21日 at 2:27 午後 2件のコメント 2014 年 3 月 18 日正午 (日本時間 3 月 19 日:午前 4時) 、予定通り Java の開発者待望のJava SE 8 が正式にリリースされました。当日は、多くのメディアでも取り上げられた他、Twitter 上でも非常に多くのお祝いメッセージや期待するメッセージを見受けました。 Publickey :[速報]Java 8が正式公開。ラムダ式、新しい日時API、JavaFX8など。NetBeans 8.0も登場 日経 IT Pro : 2年8カ月ぶりの Javaの新版「Java SE 8」が公開 インターネットコム:Java 8 が一般公開、ラムダ式を採用 マイナビニュース:Java 8が正式リリース – ラムダ式採用、新型導入など大幅強化 インプレス:Oracle、約3年 ぶ
ついに Java SE 8 がリリースされました! そこで、早速ダウンロードして、Java 8 のソースコード(src.zip)を Java 7と比較してみたところ、公表はされていないのですが、ちょこちょことリファクタリングされていることがわかりました。 そこで、そのうち StringBuilder/StringBuffer クラスについて調べてみました。 引数に null が渡されたときの処理 append メソッドの仕様で、「引数が null の場合、"null" という4文字が追加される」というのがあります。 この仕様について、Java 7までは "null" という文字列を追加するという実装がされていました。 // Java 7 Update 51 (AbstractStringBuilder クラス 422行目〜) public AbstractStringBuilder app
ついにJava SE 8、つまりJDK 8が正式リリースとなりました(日本時間3月19日、早朝)。本連載「Java 8はラムダ式でここまで変わる」では、今までJavaの経験はあっても「ラムダ式は、まだ知らない」という人を対象にラムダ式や、それに関連するJava 8の新しいAPIについて解説していきますので、正式リリースされたJava SE 8を使いこなせるように、ぜひご愛読ください。 前回の「初心者のためのJavaラムダ式入門とJDKのインストール、IDEの環境構築」ではJavaでのラムダ式の概要と利点、必要性、JDK 8のセットアップ、NetBeans、IntelliJ IDEA、Eclipseのe(fx)clipseプラグインの環境構築について解説しました。実行できる準備ができたところで今回は、ラムダ式の読み書きができるように基本的な文法を見ていきましょう。 ラムダ式の基本文法の概要
こんにちは。 アキバです。 本日3/18、ついに、Java8が正式リリースされますね! もうダウンロードされましたか?ってまだですかね?私はまだです(だって公開前にエントリ書いてるんだもんね) 2014/03/19追記:Oracleのページが更新されました!→こちら さて、前回に続いて、Java8で追加された地味で便利なAPIを紹介していきます。 今回は、みんな大好きMapとConcurrent、あとちょびっとComparatorです。 3. Map操作編 (1) Map#getOrDefault() これまでは、Mapから値を取得してnullだったらデフォルト値を使用する、みたいなコードを以下のように書いていたと思います。 Map<String, String> map; // 何らかのMap String value = map.get("key"); if (value == nul
こんにちは! アキバです。 ...T3ブログは初登場かもしれません。ハジメマシテ。 以後お見知りおきを。 いよいよ、2014年3月、Java8が正式公開されますね。 なんと言っても、Java8の注目機能はラムダ式ですので、ラムダ式や型推論に関する記事は多いです。 世の中で「Java8」と検索すると、皆さんいろいろと記事を書かれているので、おおよその事はこれで分かっちゃうような気がします。 が、 実は地味に便利なAPIが追加されていたりすることを最近知りました。 これはあまり触れられていないぞ、と。 というわけで、このエントリでは、あまり日本語で情報の無い、しかし地味に便利なAPIに実際に触れてみます。 大事なところなので2回強調して書いてみました。 今回は、前編として4つ紹介します。 ※APIの紹介と言いつつ、コードにはラムダ式を使ったコードが普通に出てるので、ご了承ください。 (むしろ、
うっかり帰省しそびれて、ひとりだらだら年越しすることになったので、はてブがたくさん付いた記事を中心に月ごとのエントリをまとめてみます。 1月 この月に一番ぶくまついたのはこの記事。それでも33程度。 SIerが日本にしかいないという割には、デマルコとかの話が腑に落ちすぎたりするのが疑問で、ちょっと調べてみました。 たぶん、日本と同じようなSIerがいて同じような問題をかかえてる気がします。違うのは、日本と同じようなSIer以外もたくさんいそうなところですかね。 SIerは日本にしかいないのか - きしだのはてな あとは、FPGAばっかりさわってました。 ぼくのかんがえたさいきょうのCPU - 命令表 - きしだのはてな でもこの後、仕事が忙しくなって、CPUの実装進んでないです。 2月 FPGAに一番かぶれてたころ。 CPUはオワコン - きしだのはてな 3月 仕事が忙しくなってきた! ソ
こんにちは @cero_t です。 今日のテーマは・・・ラピュタ禁止令! バルス! いや違う。ラムダ禁止令、です。 さて、なかなかの滑り出しですが、今日はただのラムダの紹介ではなく、禁止令に主眼を置いて語ります。 このエントリーは、Java Advent Calendar 2013の12/16分の投稿です。 http://www.adventar.org/calendars/145 前日は @sugarlife さんの JDK 8 新機能ダイジェスト (JDK 8 Features) です。 翌日は @setoazusa さんです。 ラムダ禁止令はあり得るのか? 勉強会やその懇親会などで、たびたび「ラムダ禁止令が出るのではないか」が話題に上ることがあります。 「そりゃ禁止する組織もあるでしょうね」というのがお決まりの答えなのですが、ただそれに従うだけでは面白くありませんし、要素技術の発展も
カリフォルニア州エルセガンドに本拠をおくカスタムアプリケーション開発会社のTechEmpowerが,"Java 8のすべて(Everything about Java 8)" と題するブログ記事を公開している。まもなく来るJava 8において,開発者が直面する変更点を包括的にとりまとめたものだ。ここではその記事の概要を紹介する。詳細な内容についてはTechEmpowerのブログ記事を参照してほしい。 インターフェースの改善 インターフェースでstaticメソッドが定義できるようになった。例えばjava.util.Comparatorには,次のようにstaticなneutralOrderメソッドが追加されている。 public static <T extends Comparable<? super T>> Comparator<T> naturalOrder() { return (Com
CPUのクロックアップに限界が訪れ、マルチコア化することで処理性能向上を目指す時代になりました。これからのプログラマには、マルチコアで処理性能が向上するプログラム=マルチスレッドで並列処理が可能なプログラムを書く能力が必要になります。今回は「関数型」でプログラムを書くことによって、いとも簡単に並列化ができることを実例を元に解説します。 関数型プログラミングと並列処理 「関数型でプログラムを書くことで簡単に並列化できる」と書きましたが、そもそもここで言う「関数」とは何なのでしょうか? 関数型プログラミングの特徴 関数型プログラミングの「関数」を理解するためには、数学における「関数」を想像するとわかりやすいでしょう。 例えば三角関数を用いた y=cos(x) という式を考えてみます。この式に入力値 x=0 を与えた場合、いつでも必ず結果は y=1 になります。x= π/3 の場合は y =
つまりなぜかいきなり高階型の話です。 これ 関数を扱えることはどのようにプログラミング言語の能力をあげるか に対する便乗というかツッコミとして。 つい先日もある人がこんなこと https://twitter.com/koropicot/status/365014333413011457 を言っていて*1、「ですよねー」と勝手に納得していたりしましたが。 つまりScalazでよくみるような高階型 trait Monad[F[_]] extends Applicative[F] { implicit val listMonad = new Monad[List]{ がないと、モナドとして抽象化や共通化ができない、という話です。*2 高階型についてはたとえばこれ (もりそば)Scalaによる高階型変数 - Higher-kind Generics とか読んでください。 関数がオブジェクトとして扱
さて、Java8で関数型っぽいことをやって遊んでみたわけですが、実際はそんな書き方しませんよね。 Java8で実際に使うのは、Streamです。 ということで、Streamの使い方をひととおり見てみます。 ※5/17 仕様変更があったので、修正しました 基本 まずは、Iterableインタフェースに用意されたforEachメソッドを見てみましょう。 List<String> names = Arrays.asList("hoge hoge", "foo bar", "naoki", "kishida"); names.forEach(s -> System.out.println(s)); これで次のように表示されます。 hoge hoge foo bar naoki kishida いままでの拡張forだと次のように書いてました List<String> names = Arrays.a
Java8でのラムダの使い方などを説明してきたのですが、構文拡張自体には触れていなかったので、改めてここで簡単に説明しておこうと思います。 まずは、Java8で実際に最もインパクトがある言語拡張、インタフェースのデフォルトメソッドです。 デフォルトメソッドとデフォルト実装 いままでインタフェースには実装をもつことができませんでしたが、Java 8からはインタフェースが実装をもてるようになります。 実装をもつメソッドを定義するときには、キーワードdefaultをメソッドの前につけます。 interface Foo{ void print(String s); default void twice(String s){ print(s); print(s); } } twiceメソッドが実装をもっています。この実装をデフォルト実装といいます。 デフォルトメソッドを実装するクラスで、デフォルトメ
Java8のlambda構文の話を書くと、旧来の書き方でいいというコメントがつくのですが、それでも便利になったMapの恩恵を受けることは多いんじゃないかと思います。 ※ 2018/5/31 Java9からはメモ化再帰には使えなくなっています ※ 2019/2/15 なんか問題ない? Mapには、lambda式を使ったメソッドが多く追加されていますが、たとえばgetOrDefaultメソッドのようなlambda式を使わないメソッドも追加されていて、これも便利です。 そして、このようなlambda式を使わないメソッドも、間接的にはlambda構文サポートでの言語拡張のおかげです。 Mapはインタフェースなので、Java7までの構文でメソッドを追加しようとすると、Mapを実装しているすべてのクラスに新しいメソッドの実装を追加する必要がありました。そしてそれは現実的に不可能なので、今までMapなど
Java8でlambda構文が導入されることで、Java言語も関数型のような性質をもつことになりました。 関数型の性質として大事なことのひとつに、関数を戻り値として返せるということがあります。lambda構文によって、Javaでも表記上は関数を戻り値として返すことが可能になったわけです。 で、関数を戻り値として返せるとどうなるかというと、関数をオブジェクトのように使えるようになります。まあ、Javaでは関数といっても普通のオブジェクトとして扱われるので、関数としてオブジェクトのようなものが記述できる、ということになります。 では実際に、オブジェクトのようなものを関数として記述してみます。 public static Function<String, Object> myFunc(String name, String address, LocalDate birthday){ return
最近以下のようなJava8の記事 Java 8を関数型っぽく使うためのおまじない をちょくちょく見かけるようになったので、自分もなにか書こうと思い、前からちょっとだけ気になっていた、highjというライブラリ https://code.google.com/p/highj/ https://github.com/svn2github/highj/tree/master/branches/java8/src/main/java/org/highj を読んでみて、概要を書いてみます。 Javaで関数型プログラミングというと、functional java https://github.com/functionaljava/functionaljava という、一年くらい前にちょっとblogにも書いたものがあります。 http://d.hatena.ne.jp/xuwei/20120427/13
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