いま、東京芸大であっている、高橋由一展に向けて『三島通庸と高橋由一 ― 西那須野開拓百年記念事業』という本を前に読んだのでここにメモしておきたい。 これは、三島が土木工事で切り開いた道、栃木、福島、山形の道を高橋由一が描いたことを中心に論じている本。高橋は200点ほど描き、そのなかから128点をピックアップした『三県道路完成記念帖』(三巻)を出版した。 裏返してみれば、三島が油彩画によるイメージの敷衍という効果を知っていたからではないかということが論じられている。 政治家・三島通庸(1835.6.1-1877.10.23)は、美術史の人には聞き慣れない人名だろうと思う。もっとも出てくるのは土木史だろう。三島通庸は酒田県令をはじめとし、1876年に山形県令、1882年に福島県令を歴任した政治家だ。この間に交通を整備することを目的に道を切り開く事業をしている。 高橋由一(1828.2.5-18
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く