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bookとeconomicsに関するurbanseaのブックマーク (13)

  • 「貧乏人の経済学」はスゴ本

    経済学者≒ソフィスト」と冷やかに観察しているが、書は例外。 なぜなら、後知恵の机上論を分かりよいストーリーに押し込んで一丁あがりにしないから。あらゆる問題を一般原理に還元し、紋切型に落とし込む発想を拒絶するから。解決策はランダム化対照試行(RCT:random control test)によって検証済のものだから。 紋切型の経済学者が唱える「銀の弾丸」はないものの、「こんな状況下でこういう対策を打つと、確かに効果が期待できる」といったシナリオは描ける。面白いことに、そのシナリオを支える理屈は、「いま」「ここ」にも適用できるセオリーであるところ。わたしが貧困の罠に陥っていない理由は、わたし個人の努力よりも、社会システムに依拠しているものが大であることが分かる。見えるもの(社会保険、公衆衛生、教育システム)だけでなく、そこからくる見えないもの(安心、安全)に二重三重に保護された「わたし」が

    「貧乏人の経済学」はスゴ本
    urbansea
    urbansea 2012/05/18
    >>貧乏な人は自分の人生のあまりに多くの側面について責任を背負い込んでいます。金持ちになればなるほど、だれかが「正しい」判断を代わりに下してくれます。
  • アジア+ノマド。: 日本の若者の幸福度が70%ちかいという事実をどう解釈するか?

    2011年9月15日 日の若者の幸福度が70%ちかいという事実をどう解釈するか? テーマ: 書評, 社会論 絶望の国の幸福な若者たち というを読んでいる。かなり面白い。まだ半分くらいしか読んでいないが。その中で、早速、そのとおりと思ったのが、幸福に関する論証だ。 なぜ日の若者はこんな不幸な状況におかれているのに、立ち上がろうとしないのですか? このでは「なぜなら、日の若者は実はとっても幸せだからです」という逆説を指摘している。 なんと、自分がいま幸せだと感じる若者は、高度経済成長期やバブル時期よりも顕著で、なんと失われた20年にはいってから今が幸せだと思う若者の割合は増え続け、ついに過去最高の70%に達しようというのだ。 世界幸福度*ランク1位のブータンや北朝鮮にせまろうかという数字。 これはいったいどういうことか。このの論証によると、 将来の可能性がとざされた人は

    urbansea
    urbansea 2011/10/10
    >>実際に、老人はもう今より将来が良くなることはないので、今の生活に満足していると答える割合が高いという。そうしないと自己肯定できないのだ。
  • 国家は破綻する――金融危機の800年 - 情報考学 Passion For The Future

    ・国家は破綻する――金融危機の800年 過去800年間の各国の記録を精査して国家の金融危機(ソブリン・リスク、デフォルト、銀行危機)を分析した研究書。 長い歴史のスパンで見ると国家はひんぱんに破綻している。公的対外債務のデフォルト、国内債務のデフォルト、そして銀行危機、インフレ、通貨暴落。このにあるデータをみれば国家は破綻しないなどというのは幻想であることがわかる。世界の半分近い国がデフォルト中ということが歴史上何度も起きているのだ。デフォルト回数の記録保持者はスペインだが、世界のほぼすべての国が新興市場国だったころに一度は対外債務のデフォルトをしている。 国内債務のデフォルトよりも、公的対外債務のデフォルトが起きやすい。これは「国がデフォルトを起こす主な原因は、返済能力ではなく返済の意思である」という理由で説明できるそうだ。債権国が債務国を武力で脅して回収するという発想は費用便益分析的

  •  「海賊の経済学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    海賊の経済学 ―見えざるフックの秘密 作者: ピーター・T・リーソン,山形浩生出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/03/22メディア: 単行購入: 15人 クリック: 676回この商品を含むブログ (19件) を見る 書は海賊オタク経済学者の書いた海賊の.邦題は「経済学」となっているが,むしろ制度設計論まわりの話題の方が多くなっている.なお原題は「The Invisible Hook」(見えざるフック)というおしゃれなものだ*1.ここで取り扱われる海賊は18世紀にカリブ海でごく短期的*2に栄えた海賊たちが主体だ.日ではあまりおなじみではないが,ピーター・パンに出てくるフック船長や,ディズニーのアトラクション「カリブの海賊」,同じ名前のディズニー映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」あたりに出てくる,荒くれ者の海賊たちのことだ.これは英米では結構な人気イメージらし

     「海賊の経済学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • リチャード・フロリダは明らかに過大評価されている:アーバン・ダイアリー

    リチャード・フロリダの著書『Who’s Your City』を読む。クリエイティブ・クラスという概念を提唱し、創造都市というコンセプトを提案したアメリカ人の学者?である。21世紀のジェイン・ジェイコブスといった形容もされたことがあるそうだが、この一冊のから判断するに、まったくそんな大した輩ではないことが分かる。雑誌エスクワイヤは、世界の最高レベルの頭脳の持ち主(ベスト&ブライテスト)の一人として選定したそうだが、これはもしかしたら皮肉かもしれない。もちろん、私なんぞは、住んでいるアパートでも最高レベルの頭脳の持ち主と言われないような人間であるので、彼を批判すること自体、私が馬鹿だと思われるだけかもしれないが、逆にいえば、私のような程度の頭の持ち主であっても、彼がそんな大した人間ではないことは理解できる。 どうしてか。まず、統計とか数字に依存して分析しているので、実態にかけ離れた考察が多い

    リチャード・フロリダは明らかに過大評価されている:アーバン・ダイアリー
  • アルバート・ハーシュマン(矢野修一訳)「離脱・発言・忠誠−企業・組織・国家における衰退への反応−」 - 備忘録

    離脱・発言・忠誠―企業・組織・国家における衰退への反応 (MINERVA人文・社会科学叢書) 作者: A.O.ハーシュマン,Albert O. Hirschman,矢野修一出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2005/05/01メディア: 単行購入: 7人 クリック: 164回この商品を含むブログ (34件) を見る第1章 序論と学説的背景 人間社会は、生存維持水準を上回る余剰の存在によって特徴付けられ、こうした余剰が存在するからこそ、社会の進歩においてかなりの衰退を甘受してきた。これは、生産性を向上させ、自らを取り巻く環境を支配するようになったことと無縁ではない。ところが、完全競争モデルでは、それぞれ孤立する個別企業は全体的にぎりぎりの状態にあり、その結果、僅かな過ちが破滅にいたる。厳しい緊張経済のイメージが、経済分析において特権的地位を占める。 永続的緊張経済という伝統的モデ

    アルバート・ハーシュマン(矢野修一訳)「離脱・発言・忠誠−企業・組織・国家における衰退への反応−」 - 備忘録
  • Bloomberg.com

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    読書感想】論理的思考とは何か ☆☆☆☆ 論理的思考とは何か (岩波新書 新赤版 2036)作者:渡邉 雅子岩波書店Amazon Kindle版もあります。論理的思考とは何か (岩波新書)作者:渡邉 雅子岩波書店Amazon 論理的思考法は世界共通ではない。思考する目的をまず明確にしてその目的に合った思考法を選ぶ技術が要る。…

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    urbansea 2008/12/30
    高橋乗宣センセイの日本はじまったなシリーズ かのセンセイも04年06月には「“カミカゼ”景気―ダイナミックな回復の始まり」などと転向 しかし同年11月には「2005年日本経済世界同時失速の年になる!」
  • アラン・B・クルーガー『テロの経済学』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    藪下史郎先生の訳による注目作が出版されました。このブログでも何度かとり上げましたが、このクルーガーの経済学のできることが何なのか=経済学の意義と限界とはどこにあるのか、という問題を考える上でも非常に有益です。もちろん主題であるテロについてもその現状、原因、予防を考える上で示唆的です。 テロの経済学 作者: アラン・B・クルーガー,藪下史郎出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/08/01メディア: 単行購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (18件) を見る このに関連して拙著『不謹慎な経済学』でも序文において、以下のように触れていますのでご参照ください。 :クリューガーの疑問も同じだった。彼は国際機関で利用できる公的データやアンケートなどから、どうして人はテロリズムに走るのかを証明してみせようとした。そしてブッシュ政権を始めとしたて「テロとの戦争」派

    アラン・B・クルーガー『テロの経済学』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
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    urbansea 2008/08/07
    警察白書S48版によれば、爆弾犯で大学に行っているのは56% 当時の進学率からすれば高いなあ >>テロを行う人はその人が属する社会の中で経済的に豊かであり、また教育水準も高いことが示されていた
  • 大恐慌 ガルブレイス - おかねのこねた

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    urbansea 2008/05/27
    バブルとは 「ピーク時は、ほぼ全員が幸福になる」「崩壊の瞬間は誰にも分からないが、明確な形で大幅な下落として出現する」
  • まぐれ~Fooled by Randomness 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

    副題-The Hideen Role of Chance in Life and in the Marketsーとつけられたこの、今日は朝日新聞の書評欄で紹介されていました。 面白いのは著者が現役トレーダーであり大学教員でもあるということで、トレードの成否とかパフォーマンスなどに偶然性が働く要素が大きいことを示しています。まあ、実際に投資を専門的にやっている人なら結論的にはきわめて当たり前の話ばかりですが、そこかしこに「使える」フレーズやエピソードがちりばめられており、読み物としてもなかなか面白いです。 一方で人々がよく間違うのは、純粋に確率的な事象と考えられていることが実はそうではない、ということ。マーケットは決して効率的なものではなく、人為が大きく左右しています。ギャンブルだって確率論だと思うと負けますし第一面白くないでしょう。たとえばルーレットですが、あれはディーラーがある程度狙っ

    まぐれ~Fooled by Randomness 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)
    urbansea
    urbansea 2008/05/21
    「マーケットは決して効率的なものではなく、人為が大きく左右しています。ギャンブルだって確率論だと思うと負けますし第一面白くないでしょう」
  • 書評『都心回帰の経済学』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    都心回帰の経済学―集積の利益の実証分析 八田達夫 (編)日経済新聞社 書は、編者の長年の主張といえる都市再開発の目玉である容積率緩和と、共著者のひとりである増田悦佐氏が『高度経済成長は復活する』などで主張していた「国土の均衡ある発展」イデオロギー批判がドッキングし、力強い変奏曲を生み出している。このふたつの核になる主張をフォローする実証系の諸論文も通勤のコスト計算や都市の集積効果を分析したものなど興味深いものが多い。 東京・大阪湾岸沿いでの大規模工場の建設を禁じる1950年代末〜60年代初めの工業等制限法が大都市の衰退の元凶であった。東京圏は法人サービス業の拡大で、この規制による製造業の激減を乗り切ることができた。東京がもともと社機能の集積効果が大きかったという歴史的経緯もこの法人サービス業への転換をスムーズなものにしたという。しかし大阪はこの転換ができずに長期低落の途を歩んでしまっ

    書評『都心回帰の経済学』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
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    urbansea 2008/05/21
    増田悦佐が共著者 >>海外への生産拠点の移動という「産業の空洞化」も主因は、工業等制限法がもたらした製造業の労働生産性の低下…02年7月にこの制限法が撤廃…今回の日本経済の回復
  • 野口悠紀雄『戦後日本経済史』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    野口氏の1940年体制論は、歴史的、方法論的、経済学的なさまざまな根源的な批判に晒されているにもかかわらずその支持者が耐えることはない。ひとつには官僚支配=社会主義国日=旧弊打破 といった図式が勧善懲悪的にわかりやすいのだろう。 戦後日経済史 (新潮選書) 作者: 野口悠紀雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/01/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 99回この商品を含むブログ (40件) を見る 歴史的、方法論的、経済学的なさまざまな根源的な批判として以下のものをご紹介(あとで加筆予定) 中村宗悦さんの論説 http://chronicle.air-nifty.com/historical_amnesia/2006/02/post_1bcb.html 原田泰さんの書籍 1970年体制の終焉 作者: 原田泰出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 1998/10

    野口悠紀雄『戦後日本経済史』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
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    urbansea 2008/05/01
    1940年体制論・野口と1970年体制論・原田泰 考
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