米国ホロコースト記念博物館は「Google Earth」と手を結び、スーダンのダルフール地方における集団虐殺を視覚化し、さらなる理解を促す手段を編み出した。 このプロジェクトは「ダルフール地区における危機」(Crisis in Darfur)と呼ばれる。米国時間4月10日にはホロコースト記念博物館があるワシントンDCで記者会見が行われ、内容が発表された。このプロジェクトに興味をもったインターネットユーザーは、写真、データ、目撃者による証言など、同博物館が整理したインタラクティブコンテンツが盛り込まれたGoogle Earthのレイヤをダウンロードできる。「ダルフール地区における危機」のレイヤを選ぶと、虐殺により破壊されたスーダン国内の地域にズームインし、詳細な衛星写真が見られる。被害を受けた村の数は1600以上にのぼり、中には全滅した村もある。拡大するとモスク、学校、住居などの10万以上の