独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)は6月25日、日本、中国、オーストラリアの電波望遠鏡を高速インターネットで結び、高い分解能で観測する「e-VLBI」実験に成功したと発表した。 VLBI(超長基線電波干渉計)は、遠く離れた電波望遠鏡の信号を合成し、分解能を高める技術。電波望遠鏡間の距離が遠いほど分解能は高まる。磁気テープなどに時間情報とともに記録し、各望遠鏡のデータを合成するのが一般的だが、データ輸送の手間やデータ形式の違いなどが多国間のVLBIを実現するための課題になっていた。 実験は6月17日、NICTとオーストラリア国立電波望遠鏡観測網(ATNF)、中国科学員上海天文台が共同で実施。NICTは、ATNFと上海天文台が使用しているデータ形式「Mk5」にリアルタイム変換して1Gbpsで伝送するソフトを開発。データ形式の違いによる問題を解決した。 日中豪3カ国間でのリアルタイムe-
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