北朝鮮兵士 亡命のきっかけは「盗み食い」 今月2日、韓国北東部江原道で南北軍事境界線を越え、韓国に亡命してきた北朝鮮の朝鮮人民軍兵士が「軍部隊で盗み食いし、とがめた上官と衝突した」「上官を暴行し、報復が怖いので逃げた」と韓国側に話していることが13日までに分かった。 兵士が逃げ込んだ韓国軍最前線部隊を12日に視察した与野党の国会議員が、軍から受けた説明として韓国記者団に話した。 この兵士は韓国側の防御用の鉄柵を越えて韓国部隊敷地内に入り込み、宿所や哨戒所をノック。出てきた韓国兵に亡命の意思を伝えるまで韓国側が侵入に気付かなかった。「ノック亡命」事件と呼ばれ、ずさんな警備体制が韓国内で大問題になっている。 南北間では今月6日にもソウル北方の境界線付近で、北朝鮮側の最前線の哨戒所に勤務していた北朝鮮兵が韓国側に亡命し「上官2人を射殺した」と供述した。朝鮮人民軍の規律が緩んでいるとの見方
北朝鮮で2001年までキム・ジョンイル総書記の専属料理人を務め、先月、11年ぶりに訪れた北朝鮮で後継者のキム・ジョンウン第1書記と面会した日本人男性がNHKのインタビューに応じ、横田めぐみさんの名前を出して、拉致問題解決や日朝関係の改善を求めるメッセージを伝えたことを明らかにしました。 2001年までの13年間、北朝鮮でキム・ジョンイル総書記の専属料理人を務めた藤本健二氏は、当時、交流があった後継者のキム・ジョンウン第1書記の招きで、先月、11年ぶりに北朝鮮を訪問し第1書記と面会しました。 藤本氏はこのほどNHKのインタビューに応じ、面会での詳しいやりとりを明らかにしました。 それによりますと、面会はピョンヤンで行われた歓迎会で実現し、会にはキム第1書記と夫人、それに、第1書記の後見役とされるチャン・ソンテク氏をはじめ、思想統制や体制の宣伝を担当する「宣伝扇動部」の幹部や、キム・ジョンイル
北朝鮮が13日午前に打ち上げられた長距離ロケットである人工衛星「光明星3号」の発射は失敗したことを公式に認めた。 北朝鮮の朝鮮中央通信はこの日、「朝鮮初の実用衛星『光明星3号』の打ち上げが4月13日午前7時38分55秒、平安北道鉄山郡(ピョンアンブクド・チョルサングン)の西海(ソヘ)衛星発射場で行われた」とし「地球観測衛星の軌道進入は成功しなかった」と報道した。 同通信は続いて「科学者や技術者、専門家らが現在、失敗原因を究明している」と発表した。 北朝鮮はこれに先立ち、1998年8月と2009年4月にそれぞれ光明星1、2号を打ち上げ後もすべて軌道進入に失敗していたことが知られているが、成功したと発表していた。このため、今回の光明星3号の打ち上げの失敗を認めたのは異例的だ。 前例と違い、北朝鮮が今回の光明星3号の軌道進入失敗を認めたのは、外国の専門家や取材陣を招待した中で、先端衛星を動員した
【ソウル西脇真一】北朝鮮がインターネットの簡易ブログ「ツイッター」で“つぶやき”による宣伝戦を始めたことがわかった。フォローは16日現在で430件程度とほとんど無視されている状況だ。動画共有サイト「ユーチューブ」を利用したニュースコーナーも開設。哨戒艦事件などで孤立化が深まる中、新しいメディアを使った「宣伝戦」が必要と判断したようだ。 北朝鮮の祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」にはツイッターのコーナーが設けられクリックすると別のアドレスが表示されたうえで、団結を呼びかける「全朝鮮民族に告ぐ」などの長文の論文が現れ、米韓同盟を批判している。12日に始まったとみられる。なりすましの可能性もあるが北朝鮮の主張をなぞっており公式である可能性は高いとみられる。 また、「わが民族同士」のニュースコーナーに入ると「ユーチューブ」にアップした映像が流れる仕組みになっている。 また、聯合ニュー
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮の住民が、朝鮮戦争の際に韓国側に逃れた父の遺産分与を求め、ソウル中央地裁に提訴した。地裁は25日、原告側が求めた不動産処分禁止の仮処分申請を認める決定をした。北朝鮮住民が韓国の裁判所に提訴するのは珍しい。 原告側代理人を務める韓国の弁護士によると、北朝鮮に住む4人のきょうだいが、父の再婚相手やその子らを相手に、87年に亡くなった父の遺産約100億ウォン(約6億3千万円)の一部を分けるよう求めている。実子と証明するため、DNA鑑定用の手のつめや毛髪も送ってきた。仮処分申請は、不動産の第三者への転売などの禁止を求めたもので、地裁は「書面上、仮処分申請は妥当」と判断した。 過去に北朝鮮住民が韓国側で提訴した例としては、日本でも人気のドラマ「ファン・ジニ」の原作者の北朝鮮作家が05年、著作権を侵害されたとして韓国の出版社を相手に訴え、和解が成立したことがある。
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