NTTドコモとKDDIが相次ぎ携帯電話の高速化サービスをぶち上げた。携帯事業者を変更後も電話番号を継続利用できる「番号ポータビリティ」に備えたという側面もある。 NTTドコモは8月31日,HSDPA(high speed downlink packet access)技術を使うサービスを投入した。下り方向(基地局から端末方向)の速度を,従来の384kビット/秒の約10倍となる最大3.6Mビット/秒に高める。ただし上り(端末から基地局方向)速度は384kビット/秒のままだ(図)。 KDDIは12月に,「1xEV-DO Rev.A」に対応した端末を投入する。下りは最大3.1Mビット/秒。従来の2.4Mビット/秒に比べて高速化の幅は小さいが,上りは144kビット/秒から1.8Mビット/秒と10倍以上に高める。 ボーダフォン(10月からソフトバンクモバイル)も,「10月にはHSDPAのインフラが整