前回は、x86プロセッサの仮想化支援機能(Intel VT、AMD-V)について、その仕組みを紹介しました。 今回は、オープンソースの仮想マシンソフトウェアであるLinux KVMのソースコードを読み、仮想マシンソフトウェアがどのようにIntel VTやAMD-Vを利用してプロセッサを仮想化しているか、具体的に追っていきたいと思います。 Linux KVMのソースコード構成 Linux KVMは、Linux向けのカーネルモジュールとして、Linuxカーネルにマージされています。最新の開発版について興味があれば、Linux KVMの開発サイトから入手することをお勧めします。今回はLinux 2.6.38.2のソースツリーに含まれるLinux KVMのソースコードを基に解説します。 Linux KVMのソースコード ディレクトリ Linux KVMのカーネルモジュールは、Linuxカーネルのソ
タイトルはちょっと大げさだけど、btrfs-unstableブランチとメインラインに動きがあったので、今回はその紹介。 実は、Btrfsの開発ブランチである git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/mason/btrfs-unstable は今年の7月中旬頃から全然更新されない状況が続いていた。Btrfsのメーリングリストには、日々様々なパッチが投稿されている。Btrfsの開発者のChris Masonさんはメーリングリスト上では返事もしている。にも関わらず。 コミュニティからは、btrfs-unstableブランチはかなり古いので、別のツリーがあるのか?といった質問をされる始末。ちなみに、これに対して誰も返事していない。僕も誰か返事してくれるかな、と期待していたのだれども。 Re: Inode to bdi issue? Tomasz
はじめに これまでにLinuxカーネルの解説本やカーネルのソースコードを読んでみたものの、 実際にカーネルをビルドしてブートする、という基本的なことを避けてきた。 Linuxカーネルをいじれるようになる(なりたい)、という観点で真剣に考えると、カーネルの ビルドとビルドしたカーネルをブートするという行為は避けて通れない。 いじった結果を観測できないから。フィードバックが無ければやる気も維持できない。 何が障壁になっているのだろう?と考えると、自分でビルドしたカーネルを Linuxにインストールして、ブートできなくなったらどうするの?面倒すぎる。 というのが一番の障壁になっていることがわかった。 この障壁を解決するいい方法は無いだろうか?と考えると、ちょうどいいのがあった。 それがUML(User Mode Linux)だった。 UMLを使えば、ビルドしたカーネルが何らかの原因でブートできな
ext2とext3は、「ブロックアルゴリズム」を採用している。ブロックアルゴリズムとは、例えばディスクを4Kbytesなどの単位(ブロック)に分けて管理する方法である。ext2にジャーナリング機能を追加したものがext3である。ext2、ext3以外のファイルシステムで用いられているB-Treeとそのバリエーションは、バランス木(Balanced Tree)をベースとしたアルゴリズムである。 拡張機能としては、今回紹介する「動的iノード」と「エクステント」方式が挙げられる。「エクステント」は、ブロックアドレスの代わりに「論理セット」と呼ばれる「開始アドレス」「サイズ」「オフセット」を渡すことでアドレッシングを効率化する方式である。「動的iノード」はiノードを動的に付与する方法で、これまで存在していたiノード数の制約を解決するものとして期待されている。ReiserFSやJFS、XFSはこれら
Linux用ジャーナリングファイルシステムとしては古参ともいえるReiserFS。そのアルゴリズムや新バージョン「Reiser4」の機能について解説する。(編集局) ReiserFS概要 RiserFSは、Hans Reiser氏率いる開発チームにより1996年から開発が開始されたファイルシステムで、カーネル2.4.1から標準カーネルに取り込まれた。カーネル2.5からは機能強化されたバージョン4(Reiser4)が取り込まれている。 B*-Treeアルゴリズム NAMESYS(http://www.namesys.com/)の紹介の序文に、「ReiserFSは従来のデータベースで実装されてきたB-Treeアルゴリズムをファイルシステムに実装する試み」と書かれているように、ReiserFSは開発当初よりB-Treeアルゴリズムを効率よく実装することを目指していた。 Reiser氏を中心とする
ふつうのおやじがぶつぶついってます。 都合によりタイトルを変更しました。 Seesaaがわけのわからんカテゴリを準備してるんで、そっちに変えたしW http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1934 http://days.yahoo.co.jp/ nfsのスピードが遅いと悩んで検索してこられた方ようそこいらっしゃいました。 autofs(automount)でasyncの使い方を期待してたら、帰ったほうがいいです。 この使い方、完全に馬鹿です。 さて、かれこれひと月ちょっと吠えているわけですが、まとめてみようと思ったりしてんですが、さらに混乱しそうな感じでもありますなぁ... 1.autofs(automount)の功罪 automountは本来、cd-romやusbディスクを接続したらすぐに使えるようにするという要求のもとに開発されたシステムです。 nfsサーバ
This article provides information on basic system diagnostics relating to performance as well as steps that may be taken to reduce resource consumption or to otherwise optimize the system with the end-goal being either perceived or documented improvements to a system's performance. See also Gaming#Improving performance for additional gaming and low latency specific advice. The basics Know your sys
OBSOLETE CONTENTThis wiki has been archived and the content is no longer updated. Btrfs is a modern copy on write (COW) filesystem for Linux aimed at implementing advanced features while also focusing on fault tolerance, repair and easy administration. Its main features and benefits are: Snapshots which do not make the full copy of files RAID - support for software-based RAID 0, RAID 1, RAID 10, .
kernel 2.6.16からEDAC (旧Bluesmoke)がマージされ(て)ました。 EDACとは、 EDAC (Error Detection and Correction) is a set of Linux kernel modules for handling hardware-related errors. Currently its major focus is ECC memory error handling. However it also detects and reports PCI bus parity errors. Eventually support will be added for handling other types of errors (cache, thermal throttling, hypertransport, etc.). Alt
tmux is a terminal multiplexer: it enables a number of terminals to be created, accessed, and controlled from a single screen. tmux may be detached from a screen and continue running in the background, then later reattached. This release runs on OpenBSD, FreeBSD, NetBSD, Linux, OS X and Solaris. tmux depends on libevent 2.x, and on ncurses. To build tmux, a C compiler (for example gcc or clang), m
Log Tool version 1.2.x What is it? Logtool is a command line program that will parse ASCII logfiles into a more palatable format. It will take anything resembling a syslog or multilog file (this includes syslog-ng, and probably most of the other variants out there), and crunch it into one of the following formats for your viewing pleasure: ANSI (colorized for easy "at a glance" viewing) ASCII (for
さて今回は、インフラエンジニアとしてやっていくための道具?についてちょっと書いてみたいと思います。ただ正直、今回の内容は若干ジェネレーションギャップがあるかもしれません。あったらスミマセン(笑)。 インフラエンジニアといっても、その働く環境は千差万別です。まあインフラエンジニアという定義が広すぎるというのもありますが。私は自分の働いてきた環境が基準なので、それを前提にしてみたいと思います。 入門編 何はなくともターミナル インフラエンジニアにとって何よりも重要なのはコンソールというかターミナルです。ttyやptyのことです。サーバだろうがルータだろうが、作業の9割以上はターミナル上で行います。─あくまで筆者のいた環境のことですよ。Windowsサーバとかは考えていませんすみません。 昔の話をしてすみませんが、1990年代にはまだ「TTY端末」というものがたくさんありました。TTY端末と
利用規約を守って投稿してください。また、よくある質問および投稿の手引きも参照してください。 メッセージの投稿にはアカウントが必要です。未登録の方は、ユーザ登録ページからアカウントを作成することができます。 以前にも似たような内容で質問しているので大変失礼かとは存じますが・・・ https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=2945 https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=1524 今回もまたハングルフォントでの問題です。 本家の9.10をクリーンインストールした後、ubuntu-desktop-jaを追加インストールして環境を整えました。 その後、言語サポートにて朝鮮語をフルオプションで追加し、言語を朝鮮語に切り替えてログインしたところ、 この↓ように、スムージングされていない状態のフォン
This software is part of the GNU Project. NAME parallel - build and execute shell command lines from standard input in parallel DESCRIPTION GNU parallel is a shell tool for executing jobs concurrently locally or using remote computers. A job is typically a single command or a small script that has to be run for each of the lines in the input. The typical input is a list of files, a list of hosts,
ファイルシステムが大容量に対応し、ハードディスクの容量あたりの価格が安くなるにともない、1つのパーティションに入るファイル数も増えている。しかし、Red HatのRic Wheeler氏によると、100万ファイルではしっかりと動くファイルシステムも、10億ファイルともなるとスケーラビリティの問題が発生してくるとのこと。 詳細はLinuxcon 2010での発表スライド(PDF)及びLWNの記事を参照。 大量のデータを扱いたければデータベースを使うか、複数のパーティションに分割して使え、という話があると思われるが、発表スライドでは「ファイルシステムは無料で多くの人々にとって親しみやすく分かりやすい、また複数のパーティションに分割するとユーザーによるデータの管理が面倒になり、またディスクシークの最適化が難しくなる」とし、大容量のファイルシステムの必要性が説かれている。 現在でもRAIDやJBO
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