はじめに これまでにLinuxカーネルの解説本やカーネルのソースコードを読んでみたものの、 実際にカーネルをビルドしてブートする、という基本的なことを避けてきた。 Linuxカーネルをいじれるようになる(なりたい)、という観点で真剣に考えると、カーネルの ビルドとビルドしたカーネルをブートするという行為は避けて通れない。 いじった結果を観測できないから。フィードバックが無ければやる気も維持できない。 何が障壁になっているのだろう?と考えると、自分でビルドしたカーネルを Linuxにインストールして、ブートできなくなったらどうするの?面倒すぎる。 というのが一番の障壁になっていることがわかった。 この障壁を解決するいい方法は無いだろうか?と考えると、ちょうどいいのがあった。 それがUML(User Mode Linux)だった。 UMLを使えば、ビルドしたカーネルが何らかの原因でブートできな