高校生のドラフト1位候補(当時)として初めて、日本球界を経ずのメジャー挑戦を表明した花巻東高・大谷翔平【写真は共同】 花巻東高・大谷翔平がメジャーリーグ挑戦を表明してから3週間が経った。 本人の意思ならば周囲はそれを尊重し、ただ見守れば良いのだろうが、彼の選択について様々な意見が飛び交っている。なぜなら彼が今後の球界を背負うと見込まれる逸材であること、北海道日本ハムがドラフトで指名したこと、そして何よりドラフト1位指名の高校生が直接米球界へ行った前例がないからだ。 日本ハムは10日、大谷投手側との交渉の際、「自国でのキャリアがアメリカでの活躍にどう反映するか」として、日本人と韓国人のメジャーリーガーを具体例として伝えた。これを聞き「日米の問題でなぜ韓国を例に?」といくばくかの拒否反応を示す人もいるだろう。だが、日本人と同じアジア人であるという点と、日本に比べて具体的な事例があることから