起業を考えていた女友達の話 とある女性の話。 20代後半の彼女はもともと外コンで人事として働いていたが、 そのつてで知り合った人脈を活かしていくつかの会社を渡り歩いた後、いままさに起業しようとしていた。 前職で東南アジアの富裕層とコネクションを築いたらしく、月に1~2週はそちらに出張していた。 人事としての経験とアジアでの就業経験を活かして、途上国のための人材系アプリを事業化しようと模索していた。 僕が前職を辞めた後しぶとくベンチャー界隈で生き残っているの人づてに聞いたらしく、同年代で起業した人間がどのような状況になっているのか、その確認と自身の事業計画の相談を兼ねて僕のところに相談しにきたのだった。 彼女の相談はひと言でいえばアプリ開発に関わる費用見積もりに関してだったのだが、一通り話し終わった後、彼女はこう言った。 「次回渡航した際に、ニーズを確認するために現地で調査してみます。潜在的