<概要> 旧ソ連の放射性物質の日本海での海洋投棄が1993年4月に大々的に報じられて以来、我国においては、科学技術庁(現文部科学省)を中心として関係省庁等の協力を得て日本周辺における放射能調査を実施している。海洋の放射能調査については海上保安庁において実施しているが、1986年にチェルノブイル原子力発電所事故の影響が見られた以外は現在では特段の異常は認められてはいない。しかしながら、政府の放射能対策本部が中心となって関係省庁と相互の連絡、調整を緊密にその対応を図っている。 <更新年月> 1998年05月 (本データは原則として更新対象外とします。) <本文> 1.問題の発端 平成4年12月末以来、旧ソ連・ロシアが極東海域において放射性廃棄物の投棄をしていた、との報道がなされていた。これに対して、外交ルートを通じて、事実関係について、ロシア側に詳細な情報提供方要請してきたところ、4月2日