ソニーから、iPhone 5などのLightning端子に対応したドックスピーカーと、 iPhoneやAndroidスマホ、ウォークマンを接続できるシステムコンポ3機種が発表された。いずれも4月20日発売予定だ。
「SRS-GC11IP」(予想実売価格7000円前後)は目覚まし時計一体型のドックスピーカーで、専用アプリの「D-Sappli」を導入することで、日付の設定や目覚ましの設定がiPhoneなどから行なえる。
特徴的なのは左右それぞれに操作ボタンが搭載されている点。これは「A」設定と「B」設定それぞれの操作ボタンで、2つの設定の使い分けが可能。例えば平日はA設定、休日はB設定というように、起きる時間が異なる場合でも設定しなおす必要がない。
さらに、A設定とB設定で再生する音楽も変えられる。音楽は本機内蔵のプリセット楽曲とiPhoneなどに保存された楽曲、加えてAM/FMチューナーを内蔵しており、その再生も可能だ。
スピーカーはモノラル(0.8W出力)で、本体カラーはホワイトのみとなる。なお、「ウォークマン」のWMポートを搭載した「RDP-NWC11」も同時に発売される。
「SRS-GM7IPN」(予想実売価格8000円前後)はシンプルなポータブルドックスピーカー。AC電源に加えて単4電池駆動にも対応しており持ち歩きが可能。電池駆動で約10時間の再生が可能だという。
2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵。本体カラーはブラックのみとなる。
ケーブル接続に加えてBluetooth接続もサポートする
オールインワンコンポ
システムコンポのラインナップは、DLNAやAirPlay対応のネットワーク機能に加えて40Wの磁性流体スピーカーや圧縮音声の高域を補完する「DSEE」などフル装備の「CMT-BT80W」(予想実売価格4万円前後)を筆頭に、BT80Wからネットワーク機能を省いた「CMT-BT60」(同3万5000円前後)、ネットワーク機能や磁性流体スピーカー、DSEEを搭載しない「CMT-BT40」(同2万7000円前後)となる(BT40は10Wスピーカー内蔵)。
いずれの機種もiPhoneやiPod、Androidスマホに対応するUSB端子と、ウォークマン専用のWMポートを装備。iPhoneやウォークマンは充電と音楽再生が可能だ(Androidは充電のみ)。なお、USBポートは1ポートのため、スマホ2台の同時接続はできない。
また、いずれの機種もBluetooth対応でワイヤレスでの音楽再生が可能。加えてNFCに対応しており、NFC対応スマホを本機にタッチするだけでBluetooth接続が完了する。
Bluetooth接続時の音声コーデックは「apt-X」と「AAC」に対応しているため、対応機器からの送信であればより高品位な音楽再生が可能となる。
全機種ともCDドライブを内蔵しており、ウォークマンへの音楽転送が可能。また、AM/FMラジオチューナーを内蔵し、ウォークマンへのラジオの録音も可能。
デジタルアンプの「S-Master」も搭載し、USBストレージに保存された音楽の再生も行なえる。
このほか、Lightningコネクターを搭載したシステムコンポ「CMT-V10iPN」(予想実売価格1万8000円前後)も登場。CD再生機能やラジオチューナーは搭載するが、BluetoothやNFCは内蔵せず、S-Masterも非搭載となる。本機のみ発売日は5月11日だ。