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ニコ動出身アーティストが武道館に立つ日が来た!

2011年12月28日 12時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3

ドラマチックなgalaxias!

── 今回のgalaxias!のライブは、本当に驚きました。武道館の舞台に立ってみてどう感じられました?

Teddy 日本人として光栄でした。国旗があって、その下で演奏してるっていうのは。

TeddyLoid


── Teddyさんはnextbeatのシーンが本当に印象的でした。

Teddy 実はnextbeatの発表会にも出演していて、DJセットでは必ず使ってます。

DECO Teddyくんの「相棒」の話が出たのでちょっと言わせていただければ、武道館で使ってたシルバーのテレキャス、galaxias!のために買ったんですよ。近未来で、宇宙っぽくしたかったから。

冒頭の写真より。galaxias!専用のテレキャスター


── 専用機! そもそもgalaxias!はどんな経緯で結成したんですか?

DECO 最初は僕と(柴咲)コウちゃんが出会うんですよね。ファーストアルバム「相愛性理論」がスタッフの手からコウちゃんに渡って、すごく気に入ってもらえたから、じゃあ何かやろうという流れになって「無形スピリット」が生まれた。そのときにTeddyくんがリミキサーとして参加してくれた。


── 武道館でもやった無形スピリットのリミックスですね。確かにアツかった。

DECO そのリミックスがスゴくよくて、またこの3人でやったらこういう面白いことが生まれるんじゃないかなってことをみんな思ってた。それが結成の最初のきっかけです。でも、初めて顔を会わせたのは、その後、無形スピリットの話をするDOMMUNEの番組(柴咲無形魂 音楽編)に出たときですね。


── 初対面ではお互いどう思いました?

Teddy 僕は、実は以前からDECOさんの作品が好きでネットで見てたんです。それこそ2008年頃の話です。思いの詰まった歌詞が好きで、無形スピリットがきっかけで出会えたのが純粋にうれしかった。実際に話すと音楽的な知識やセンスを幅広く持ってて、そこがすごく共感できた。だからgalaxias!の話をいただいたときに、不安要素よりも楽しさや、スゴいものができそうだっていう期待の方が大きくて「やろう!」という感じでしたね。

「無形スピリット」は2011年2月にリリースしたマキシシングル。作詞が柴咲コウ、作曲がDECO*27。TeddyLoidは3曲目の「無形スピリット- Mugen Loop Remix」のリミックスを担当した


── そのときにコンセプトってありましたか?

DECO それが決めてないんです。生まれるままに上がってきたものを3人で話し合いつつ……。

Teddy セッションしたり、曲を交換しあったり。


── 決めてないとは。じゃあユニット名の由来は?

DECO 名前を決めなきゃいけないってなったときに、バシッと来たのがなくて。

Teddy 「コーデロイ」って候補もありました。


── コーデロイ?

DECO 「コウ」、「デ」コ、テディ「ロイ」ドです。


── なんかニコ動のコラボみたいな名前の付け方ですね(笑)。

DECO そういうのもありつつ、なんかないかなーと言っていたときに、コウちゃんからTwitterのDMが来て、一言「galaxias!」とだけ書いてあった。全然意味わかんなくて調べたら、「天の川」という意味で。ちょうど七夕で、コウちゃんは映画の撮影でロンドンに行っていたので「あ、そっちでも見られるんですか?」って聞いたら、「ユニット名!」って。


── ドラマチック!

DECO 興奮してすぐTeddyくんに伝えたんです。

Teddy でもDECOさんから来たのはやっぱり「galaxias!」ってメッセージだけで。

── 誰も正確に伝えようとしてない!

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