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2020-12-14

令和2年12月14日

 「新型コロナウイルスSARS-CoV-2の分子構造を解析する」と謳い、

グリッドコンピューティングへのボランティア参加を呼びかけていた組織が、実は集めた計算能力ビットコイン採掘に利用していた事実Wall Street Timesの取材で明らかにされました。

 この組織リトアニア大学生15人から構成され、ウェブサイト上ではブルガリア分子生物学研究所を騙ってプログラムを配布。表面上は実際に分子構造の解析用プログラムを起動させながらも、裏ではビットコイン採掘プログラムが稼働し、配布開始から先週迄の2箇月間に推定600BTC(約12億円)の採掘成功したと見られています

 ボランティア参加者世界中1000万人を超えており、日本でも有志により結成されたTeamFivechが世界第4位の貢献を果たした事が話題を呼びました。今回の事件世界規模の感染症を利用した世界規模の詐欺と言えそうです。

 リトアニア警察現在容疑者全員の身柄を確保していますが、押収されたビットコインは70BTC(約1億4000万円)程度で残りの行方は判っていません。

 また報道後にはビットコイン価格は30%近い値下がりを見せましたが、報道の1週間前にも一時ビットコイン価格が大きく値を下げていた点から容疑者等の背後には大口投資家存在が疑われています

 

 

令和2年12月31日

 勤務するテレビ局番組企画を装い、架空企画への協力を大学企業に依頼したクジテレビAD日枝好男容疑者が、名誉毀損並びに業務妨害の疑いで逮捕されました。

 日枝容疑者は今年1月から8月にかけて「タピオカそっくりこんにゃくタピオカドリンクに入れ何も知らない客に売り反応を見たい」「6大学学長にお互い異なる大学入試問題を解いて貰いたい」等と架空企画を持ちかけ、その予算人員大学企業無償提供させようとした疑いが持たれています

 日枝容疑者は調べに対し「仕事に不満が有り、図々しい企画を依頼する事で自社の評判を貶めたかった」と容疑を認めているという事です。

 

 

令和3年4月3日

 DAU10億人超のSNS、Weisbookの利用者の約10%の個人情報が、半年前の6月から何者かにハッキングされ書き換えられていた事件の続報です。

 WeisBook社の発表ではこれによる個人情報漏洩現在確認されていないとの事で、またハッキングされた箇所にはGender Unknown Movementを意味する「GUM」の文字が羅列されており、昨年発生した「性別不明運動」を推進する為の思想的な犯行と見られています

 GUMとは、性別欄への記入に抵抗を抱く人達支援する目的から抵抗を持たない人も敢えて自分性別不明と表明するか逆の性別を表明する事により性別情報無意味さを主張し、将来的に個人情報の記入項目から性別欄を無くそうという趣旨で始まった社会運動です。Weisbookは旅券免許証等の公的書類準拠した個人情報のみを記入できる仕様なのでこの運動とは無縁の立場でした。Weisbook社では、性別情報自由な書き換えは仕様上起こり得ないという思い込みからハッキングに気付くのが遅れたと報告しています

 今回の事件には社会学者経済学者が大いに注目を寄せました。何故なら、Weisbook上に表示される広告個人情報基準として個人最適化された種類が選択される仕組みだからです。

 性別という消費性向に強く結び付いていると思われる情報が間違っていた場合男性化粧品女性に髭剃りといった見当違いの広告が表示されCTRClick Through Rate)は下がる筈ですが、ハッキングが起きた6月から情報修正される1月迄の6箇月間で、ハッキングされていないアカウントCTRが前年比0.8%減少していた所、ハッキングされたアカウントCTRは前年比0.3%増加していたという事です。

 Weisbook社では、性別以外の個人情報を多く揃えている為個人最適化に対する影響は小さかったと分析していますが、性別という情報広告個人最適化を行う上で経済的価値を持つのかを疑問視させる結果が浮き彫りに成りました。

 ミスカトニック大学データサイエンス学部フィリップス教授は「普段どのウェブサイトを見ても個人最適化された広告ばかりが表示される中、そうではない広告の物珍しさが功を奏した結果ではないか」と語っています

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