【Sayaの星占い】土星、海王星がおひつじ座へ…2025年に起きる星の動きと意味を解説(2)
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。星の動きが激しいと言われる2025年、星の動きから読み解くと…どんな年になる? アストロロジー・ライターSayaさんが6記事にわけて解説します。
土星、海王星がうお座を去り、おひつじ座へ〝自分らしさ〟に夢を見る時代に
2023年と2024年をかけて、冥王星は、みずがめ座へ入り切りました。わたしたちの心の欲求がやぎ座的なものから、みずがめ座的なものへと塗り替えられました。2025年は、そのうえで、冥王星以外の外惑星も次々に星座を動きます。まず、2025年3月30日には2011年以来、一時期をのぞいてうお座にあった海王星がその座を動きます。海王星はうお座の守護星でもあって、うお座的な性質が地上にも大きく影響していました。そのため、誰もが15年もの間、幻想の世界をさまようところがあったと思います。感情的な痛みや思い出に耽溺し、慰めてくれるものに依存していた人も多いかもしれません。
2023年と2024年はまた、海王星のあるうお座に土星が入って、海王星が境界を曖昧にしてきた世界を構築し直そうとしていました。心のなかの思い残しが形となって見えてくるために苦しむという心の働きもありました。そんななかで、2025年3月に海王星がうお座を去るので、古い感情の痛みを手放していくことが必要になるでしょう。おひつじ座は12星座の始まりの星座でもあり、海王星が新たな12星座のサイクルへと意識のジャンプをするなかで、わたしたちは創造的な人生を生きたくなるのです。
ただ、5月25日には土星がおひつじ座にやってきます。土星は形づくり、抑制を与えることもある現実的な天体。そのため、新しい人生を生きたいと爆発的に広がった海王星の〝夢やビジョン〟が土星によって、収縮させられる面もありそう。よくも悪くも、現実や結果をすぐに見せられることになるのです。9月1日には土星が、10月22日には海王星がおひつじ座から、うお座に戻るので、現実に努力してもすぐに結果が出ないと諦め、再び空想の世界に耽溺することも起こりがちです。ただ、それも一時的なこと。2026年にはふたつの天体ともおひつじ座に進んでいくので、揺り戻しはありながらも、〝自分らしさ〟を大切にするおひつじ座的な世界観が優位になっていきます。
▶解説の続きを読みたい方はこちら。
冥王星みずがめ座に突入…2025年はどんな年?星の動きと意味を解説(1)
木星がかに座に…2025年に起きる星の動きと意味を解説(3)
天王星がふたご座へ…変革の2025年をどう生きる?星の動きと意味を解説(4)
エネルギーが入れ替わる2025年に大切なことは?星の動きと意味を解説(5)
風の時代が加速!変革の年2025をどう生きる?星の動きと意味を解説(6)
占い・文/Saya
東京生まれ。1994年、早稲田大学卒業後、編集プロダクションや出版社勤務を経て、30代初めに独立。2008年、20代で出会った占星術を活かし、『エル・デジタル』で星占いの連載をスタート。現在は、京都を拠点に執筆と畑、お茶ときものの日々。セラピューティックエナジーキネシオロジー、蘭のフラワーエッセンスのプラクティショナーとしても活動中。著書に『わたしの風に乗る目覚めのレッスン〜風の時代のレジリエンス』(説話社)他。
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2月11日(祝・火)には神奈川・鶴巻温泉で、麻衣子さんと1dayリトリートを予定しています。詳しくは、大槻ホリスティックHP(https://www.otsuki-holistic.com/event-details/shuppankinen-ichidayritorito-watashinokazeninorumezamenoressun)をご覧ください。
AUTHOR
Saya
アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。
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