扶養控除について
父が昨年退職をしたため、母を私の扶養に入れようと検討しています。
父、母の年齢は71歳でどちらも私と同居しています。
父の収入は年金のみですが、受給額が大きいため私の扶養には入れません。
母は今は父の扶養になっていますが、収入の多い私の扶養になったほうが控除額が増えるのではと考えてますが、その場合、父が支払う税金など他の面での負担額が増えてしまうのであれば、今のまま父の扶養にしておくほうがいいのかの相談です。
同居しているため、生活費などはほとんど私が支払っているため、3人合わせて負担額が1番少なくなる方法があれば知りたいです。
税理士の回答
石割由紀人
結論として、お母様を扶養に入れることで、あなたの扶養控除額が増え、全体の負担が軽減される可能性が高いです。理由は以下の通りです。
1. 扶養控除額:同居の親(70歳以上)を扶養に入れる場合、控除額は58万円となり、あなたの所得税・住民税が軽減されます。
2. 父親の影響:お母様が父親の扶養から外れることで、父親の配偶者控除(33万円または38万円)がなくなりますが、年金収入が一定額を超えている場合、配偶者控除が適用されていない可能性があります。その場合、お母様をあなたの扶養に入れる方が効果的です。
3. 生活費の実態:生活費をあなたが負担している点からも、扶養控除を有効に活用する方が合理的です。
本投稿は、2024年12月26日 21時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。