女性宅の暗証番号ボタンに透明塗料、特殊な光あて4桁を特定…36歳が侵入
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一人暮らしの女性宅に侵入したなどとして今年5月に住居侵入容疑などで逮捕された男(36)(住居侵入罪などで公判中)が、暗証番号錠のボタンに塗っておいた蛍光塗料のはがれ具合から番号を推定する手口で被害者宅に侵入していたことがわかった。静岡県警が注意を呼びかけている。
袋井署によると、被告は集合住宅の女性宅玄関でボタン式の暗証番号錠に透明な塗料を塗り、女性が帰宅時に使用した後、特殊な光をあてて反射した色の濃淡で4桁の番号を特定していた。別の集合住宅でも一人暮らしの女性を狙った同様のケースが確認されたという。
被告と女性は面識がなかったといい、侵入後に女性宅に隠しカメラを設置したり、被害者の車に追跡する全地球測位システム(GPS)発信器を取り付けたりしていたという。
袋井署などは「玄関の暗証番号は複雑に」などと書かれたチラシを作成し、今後、地域住民に対して啓発していく予定。県警はスマートフォン向け防犯アプリ「どこでもポリス」で注意を呼びかけている。