「市長に机をたたきながら激高された」…宮崎・延岡市の百条委アンケートに職員ら6人が実名で回答
完了しました
宮崎県延岡市の読谷山洋司市長の不適切発言を調査している市議会の特別委員会(百条委員会)は20日、職員らを対象に行ったアンケートで市長から直接ハラスメントを受けたと回答した52件について、回答者の6人が実名だったことを明らかにした。この中には「机をたたきながら激高された」などと市長の言動を具体的に示したケースもあった。
同日開かれた百条委で報告された。具体的な発言として、実名で回答した6人のうち3人が自由記述欄で「机をたたきながら『そういうことを言っているんじゃない』と激高された」「会話中、いきなり激高し、その後は会話にならないことがある」「職員の発言を最後まで聞かないうちに、市長が発言をかぶせてきて『話にならん』『協議せんよ』と言われた」と書いた。
アンケートにはこのほか、ハラスメントを受けたとして職員の実名が別に5人挙げられているという。百条委は今後、実名が判明している職員らに文書で事実確認を進めていく方針。
アンケートは市長が男性職員に性的な言葉を使って仕事を指示し、職員が不快に感じたと訴えたことを受け、11月15日~今月2日に行われた。百条委は12日、ハラスメントを受けたと回答した件数などを発表したが、自由記述欄の内容などは公表していなかった。