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キリン「一番搾り」、年内にもインドで製造へ…国内大手初

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 キリンホールディングス(HD)が、2024年にもインドで主力ビール「一番搾り」の製造に乗り出すことがわかった。国内のビール大手がインドでビールを製造するのは、キリンHDが初めてとなる。都市部の中間層向けを想定し、高価格帯の「プレミアムビール」の市場を開拓したい考えだ。

 キリンHDは現在、インド向けに一番搾りをごく少量輸出しているが、現地での製造を行うことで販売も本格化させる。製造開始の時期や数量などの詳細については、今後決定する予定だ。

 製造はキリンHDが21年に出資したインドのビールメーカー「ビーナインビバレッジズ」が行う計画だ。同社は15年設立の新興企業で、国内に5か所の醸造所を持っており、ニューデリーやムンバイなど大都市の市場を中心に商品を展開している。

 インドでは、ウイスキーやジンなどの蒸留酒の消費が多いが、最近はビールの消費量が拡大している。キリンHDによると、22年のビール消費量は約272万キロ・リットルで、10年前と比べて約3割増えた。特に高価格帯の伸び率が高い傾向にあるという。

 インドの人口は世界1位の約14億人で、成長市場として注目を集めている。ビール市場ではオランダのハイネケンが出資するインド企業のシェア(占有率)が高いが、都市部の中間層以上では海外ブランドの高価格帯のビールを消費する動きもあり、キリンHDは一番搾りにも商機があると判断した。

 キリンHDの磯崎功典社長は読売新聞の取材に対し、「ハードルはあるが、ビーナイン社はインド市場を熟知している。日本のビールも受け入れられるはずだ」と話している。

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