米国の複数メディアが26日(日本時間27日)、サイ・ヤング賞右腕トレバー・バウアー投手(34)のDeNAへの2年ぶり復帰を報じた。

 移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」はバウアーの再契約を伝えると、バウアーの女性トラブルを詳細。「バウアーは2021年にドジャースと3年総額1億200万ドル(約159億1200万円)のFA契約を結んだが、ロサンゼルスでのこの在籍期間は3か月、107回3分の2イニングを投げた後、リーグの調査を待つ間の休職処分となり終了した」と324試合の出場停止処分を受けたことを蒸し返した。

 もっとも複数女性との訴訟ではバウアー側がいずれも勝利。同サイトは「2023年には、バウアーと最初の告発者は相互の訴訟を法廷外で和解し、別の女性が2020年にアリゾナ州で起こった性的暴行でバウアーを告発して民事訴訟を起こしたと報じられている」とした。

 また米サイト「クラッチポイント」は「バウアーの復帰は多くの人に祝福されているが、彼のキャリアは論争に汚されている。彼はMLBの不正投球スキャンダルの中心人物であり、投手の間でグリップ力を高める物質が広く使用されていることを公に語った。バウアーがそのような物質を使用していたことを示す決定的な証拠は見つからなかったが、MLBが違法な投球補助器具を取り締まった後、彼の速球の回転数をめぐる疑惑が浮上した」と過去の粘着物質騒動に言及した。

 続けて「2024年、バウアーは以前性的暴行で告発した女性を相手取り、偽の妊娠でだまされたとして訴訟を起こした。バウアーは過去にまつわる論争の多くから公に脱却したが、こうした法廷闘争は彼の社会的イメージを形成し続けている」と右腕の度重なるトラブルを報じた。

 それでも最後には「こうした問題にもかかわらず、バウアーのDeNAへの復帰は新たなスタートを意味し、チームは彼の投球力を生かして、またもや成功のシーズンを狙うことに意欲的だ」と結んだ。