フリーアナウンサーの古舘伊知郎が16日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。日本のサイバー安全保障について私見を述べた。
番組では、中国の関与が疑われるサイバー攻撃グループ「ミラーフェイス」が、日本の安全保障の情報を扱う省庁や民間企業などを狙ってサイバー攻撃を仕掛けているとして、警察庁と内閣サイバーセキュリティセンターが注意を呼びかけたニュースを紹介。それを踏まえ「中国のサイバー攻撃の謎は何か?」という議題でトークした。
中国に詳しいジャーナリストの近藤大介氏は「『(中国は)何でアメリカがやってるのを、わが国がやってはいけないんだ?』という論理なんです、常に。核兵器を開発する時から始まって。『アメリカは自分たちにものすごいサイバー攻撃してきてる』と。『ロシアもやってるじゃないか』と」と解説した。
古舘はモニター掲示で「こっちもやらないと話にならないのでは?」と意見を表明。「武道に例えると、有段者がそろってるんですよ。ロシアも北朝鮮も中国も。で、なんでわれわれだけ白帯なんだ。まずは、悪いことやろうじゃなくて、同じ土俵に上がろうじゃなくて、そのぐらいのレベルでお金と育成時間をかけて防御しなきゃいけないんだと思う」と訴えていた。