ペルーでカピバラの着ぐるみを着た警察官が麻薬密売人を逮捕した。ペルーメディア「RPPノティシアス」が先日、報じた。
ペルー国家警察の捜査官は14日、リマ南部で、バレンタインデーのサプライズを装って、1人がスピーカーを持って音楽を流し、もう1人がカピバラの着ぐるみで、麻薬所持の疑いのある男(48)の家をノックした。男がプレゼントを受け取るためにドアを開けたところ、カピバラが男を制圧。家宅捜索したところ、コカインとマリフアナの箱1700個以上を発見したという。
この作戦は警察の麻薬撲滅部隊によって実行された。バレンタインデーやハロウィン、クリスマスなどに、捜査官を仮装させることで容疑者の心にすきを生じさせる作戦を実行することがある。これまでにもテディベア、スパイダーマン、キャプテン・アメリカなどのコスチュームで麻薬捜査を行ってきた。
今回は1ブロック先の公園からプレゼントを配りながら移動し、男の家をノックし、あっさりとドアを開けさせた。
部隊リーダーのペドロ・ロハス大佐は「バレンタインデー、恋人たちの日というこの機会に、私たちはカピバラのキャラクターに擬態した。当事者はドアを開け、確かに彼らが贈り物を持って来ていると信じた。もし私たちがカピバラに扮していなかったら、彼はドアを開けなかっただろうし、私たちも強行突入せざるを得なかった」と語った。